DIARY


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2004/11/30
引き続き『On Your Mark』の第一話を書いています。
でも、なんだかいつまでたっても書き終わらないので、
遊びで予告編とか作ってみました。

PCからのアクセスの方のみ、当HPコンテンツの『物語』から、
『On Your Mark』の<予告>をクリックしてみてください。
その際、ちょっと画面が重いので表示に時間がかかると思います。
お気をつけください。
携帯から見て下さっている方には申し訳ありませんが、
多分表示できないと思います。

見てくださいました?
なんだかこんな感じです。
「思わせぶりだな」とか言いなさんな。
確かにそれが狙いですので・・・。

『On Your Mark』は全14話になる予定です。
毎日の事を順に書いていって、2週間で終了ということになります。
先の長い話ですが、思いついた時にのんびり更新していきます。
連載期間が長くなってきたら登場人物紹介とか、
あらすじ紹介なんていうのもやってみたいと思っています。
そういうのにちょっと憧れていたんです。
やっている方は楽しそうですよね。
連載が進んできたらweb小説とかにも登録してみようかな・・・。

気がついたら11月も本日で終了ですね。
とうとう師走です。忙しくなってきました。
体調には気をつけて、頑張ってやっていきましょう。

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GotoSのHPの方に曲を三曲追加しました。
いずれも同人ゲームサークル五目御飯が製作した、
『想いノ破片〜オモイ ノ カケラ〜』にて使用された楽曲です。
まだ聞いた事の無い人はこの機会に聞いてみてやってください。
また、それによって『想いノ破片』に興味を持たれた方がいらっしゃったら、
公式サイトの通販から手に入ります。
拙い作品ですが、一度見てみてやってください。
『想いノ破片』には、私が作曲した楽曲が全体の三分の二ほど入っています。
よろしくお願いします。


2004/11/29
午後三時に友人の家より寮に帰宅。
それからずっと部屋の窓越しに空ばかり見ていました。
以前にもここに書いたことがありますが、
私は青葉山という小高い山の頂上にある大学の学生寮、
その最上階である五階に住んでいます。
窓からは遠い街の灯と、足元の山々が見渡せます。

本当に空ばかり見ていました。
久方ぶりに会った友人は就職という困難な問題に直面していて、
それでも彼らしい快活さを持って現状を笑い飛ばしていました。
そこに昔、私達が中学生だった頃の面影を見たような気がして、
私は少し嬉しい気持ちになりました。

年齢のせいか、大学を無事に卒業した友人達に、
現在切実な問題が降りかかっています。
社会に出るという事に否が応でもリアリティを持たなくてはいけない。
かつての私達があれほど嫌っていた、
『当たり前のこと』に向き合わなくてはならない。
ひどく退屈に見えたその作業は私達の想像を遥かに超えて酷薄でした。

幼い頃から空ばかり見ていました。
そこには私の憧れる物の全てがあります。
ですがそうやって独り時を忘れている内にも、
時間は確かに刻まれていたのですね。
早すぎる、と、理不尽な感情を覚えました。
時間は誰にでも平等に流れているはずですのに、
どうしてこんなにも早いのかと思いました。

昨日、友人の部屋で二人、ビールを飲みながらした四方山話の中に、
仲のいい友人達と年に二回ほど集まって行われる飲み会の話が出ました。
一昨日の日記の最後辺りに書いた飲み会の話です。
それは私が十九の頃から毎年継続して行われています。

毎年、二回だけ。

その飲み会に集まるメンバーは八名ほどいますが、
全員が集合出来るのは非常に稀です。
なぜかその飲み会のメンバーはみんな、普段とても多忙な人間です。
それでも何とか時間をやりくりして、連絡を密にし、
出来る限り人数を集めて行われて来ました。

普段は会えない人間達が集まって話をする。
楽しいその時間に、ふと冷静になって周りを見渡すと、
とても興味深い事が分かってきました。
会話の内容、その重心が少しずつ変わってきているのです。
最初の数年はやはり高校時代の話や、今の状況の話。
それにやはり年齢的なこともあり、恋愛の話なども少々しました。
それがメンバーに専門学校を出て就職した者が現れ始めると、
段々、資格の話、就職に伴う具体的な諸事項についてや、初任給。
手取りなどの話、年金の話なども時折飛び出すようになって来ました。
やがて時は過ぎて現在。
そういった話題は今やメインになりつつあります。
実は私はその事について若干の寂しさを覚えていました。

私は友人に言いました。
自分達はこのまま年を取るにつれて、
かつてあれほど嫌っていた『当然』に飲み込まれてしまうのか。
何もかもが予想できる。
きっと十年後には育児の話や教育費、保険。昇格。
ローンの話などに全て押し潰されていってしまうだろう。
さらに十年後にはまず間違いなくそれらの延長上が夢中で語られる。
そしてふと我に返り、『俺たちも年を取ったなあ』と笑うだろう。
私は、それに耐えられない。
みんなのそんな姿は見たくないんだ、と。
その時は少し酔っていたのか、
途中で自分が何を言っているのか怪しくなってきました。

しかし友人は少し考えて、そうかな、と言いました。
それはそんなに悲しい事かな。
むしろ、それは喜ばしい事なんじゃないのか。

喜ばしい?
その言葉を消化できずに私は問い返します。

友人は考え考えこのような事を答えました。

冷静になってよく周りを見てみると、
自分達はとても恵まれた状況にいると思う。
小学校や中学校で出会った友人達がこうして今も集まり、
本当に楽しくわいわいやっていられると言う事。
そしてその事を毎回毎回心から楽しみにしていると言う事。
これは驚異的な事なのではないのか。
もしそれが十年後、二十年後も変わらず続いているとするのなら、
自分はそれをとても幸せだと思う。

私は衝撃を受けました。確かに彼の言う通りだったからです。
同時に、自分が気付かない内に、
この腕の中にある幸福が当たり前のこととして、
それが永遠に続いていく物だとして捉えていた事を知りました。
そして自分の幼稚さを恥じました。

また今年も飲み会やるんだろ?
店はどこにするんだ、あいつらうるさいからなあ、
と、聞いてくる友人の声が優しくて、
私は祈りました。

季節は移り巡る物です。でも同じ時は二度ととしてありません。
翌年の雪は、やはり今年降る雪とは全く違うものでしょう。
でも、だからこそ私はその瞬間を永遠に残し続けたいと願います。
自分はその為の努力をしよう。
だからどうか、少しでも長く、呆れるほど長く、
少しくらい形が変わってしまっても構わないから・・・。

そう、祈りました。

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ええっと・・・。
今日の日記はいつにも増して長くなってしまいました。
日記を左に寄せて、一文を長く書くようになってから、
どうも文章も長くなってしまっているようです。
実は私も少し困っています。
辛抱強く毎日覗いてくださっている方に心からお礼を申し上げます。

書き始めた三人称の物語については、
今から少し続きを書いてみるつもりです。
まとまった時間が取れず、どうも時間がかかっていますが、
個人的に心から楽しんで書いています。
現状としては先に作曲を進めてから本格的に書くことになりそうです。

ああそうだ。お問い合わせがありましたので、ここでお返事を。
私の文章にはよく、『・・・』が使われています。
もちろん皆さんご存知だと思いますが、
正式には三点リーダ、つまり『……(三点を二回)』を使うべきです。
結論から言うと、これは私個人の趣味です。
読み辛いという方には申し訳ありません・・・。
仕事ではちゃんと三点リーダを使っています。
他にも通常なら開く漢字、『事』や『達』、『頂く』などについても、
実は以前から数名の方にご指摘頂いていました。
これも自分の中での細かいルールがあってそうなっています。
ですから時折、開いた漢字で登場する事もあります。
とか言いながら単純な変換ミスも多々あったりするのですが。

以上、蛇足でした。
それでは。


2004/11/28
まずは連絡です。
お昼前後からサーバーが落ちていた模様です。
その間にアクセスしてくださった方、申し訳ありませんでした。
一瞬アカウント削除されたのかと焦りましたが、
(↑一度別のサーバーでされた事があります)
どうやら思い過ごしだったようです。一安心しました。
よく考えてみれば削除されるような事を何もしてませんので完全に杞憂でしたね。

もしかしたら昨日の日記の『パジャマパーティー☆』が・・・?
とか疑ったのは内緒にしておきます。

ええと、日記で書きましたとおり、昨夜から三人称の物語を書いてます。
ですが、まだ完成していません。
書いている内に乗ってきてしまって・・・。
ちょっと長くなってしまいそうです。
もしかしたら続き物になるかも。

実は出だしの所を書いている途中で、
昨年頭の中にあった物語が急に首をもたげて来てしまったんです。
気がついたらその物語に乗っ取られていました。
参った・・・。
しょうがないのでそのまま書き続けることにしました。
書き上げ次第、掲載してみます。
もう一度言いますが、『病弱な花々』初の連載物になるかもしれません。
期待しててください。
(誰がするんだろ・・・)

一応タイトルだけ。
『On Your Mark』です。
意味は運動会などで使われる「位置について」ですね。
でも、いつもと違ってタイトルと内容はあんまり関係ありません。
また、珍しく今度の作品には登場人物に名前があったりします。
名前をつける、というのは重大な作業ですね。
でも私の場合は、その登場人物が出てきて、
物語の中で勝手に動き始めると名前もすんなり決まる事が多いです。
そしてそういった人物たちは本当に自由に動き回ります。
困ってしまう事もあるのですが、それは大きな喜びです。
内容については愛も青春も出てこない不健全なお話ですので、
そっちの方を期待している方には申し訳ないです。
(だから誰が期待してるんだ?)

なんだか久しぶりに伸び伸び書いている自覚があったりもします。
でもちょっとお仕事用の文体に近くなってしまっている気もします。
無理に変えようとは思いませんが、ちとマズイなあとか思っています。
コラムなどの仕事については完全に別名別人でやっていますので、
もし気付いてしまった方がいらっしゃっても、
どうかそっとしておいて上げてください。
いじめられたら泣いちゃいます。
でも、泣いても誰も困らなそうです。
じゃあ初めから泣くな自分。

いつもよりもツッコミ多めでお送りしています。本日の日記。
ここ二、三日ほど日記もBBSも愉快なテンションでどうしたらいいのやら。
一度落ち着いて元の感覚に戻りたいと考えています。
だから誰か私を思い切り叱って下さい。

さて。今夜はこれからちょっと出る予定です。
今日は東京から友人が帰ってくる日なんですよ。
会うのはだいたい約半年振りですので、
お酒でも飲みながら二人でぼんやりしてこようと思っています。
掲示板やメールなどに返信が出来なくなってしまいますので、
予めご了承ください。

それでは、行ってきます。


2004/11/27
作曲中です。とはいえ・・・。
なんだかいまいち音が来なくて、煮詰まっています。
今夜は休もうかな、とか考え始めました。
ピアノの曲を作っているのですが、
元からあんまりピアノ曲は得意な方じゃありません。
加えて私はピアノを弾けなかったりします。
頭の中で鳴っている音を一度ギターに置き換えて、それを楽譜に起こし、
さらにパソコンに打ち込んで表情をつけていく、という、
非常に回りくどい方法で作曲しています。
うう〜。書いてみたら再認識できました。メンドイよう・・・。

それで、今夜はあまり乗らないのでなんかまた書いてようかと思います。
その前にお酒が切れているので買いに行っちゃおうかにゃ〜とか。
飲んだくれながら文章を書くと良い感じにだらけて、
翌日読み返した瞬間に破棄する事も多いのですが。
ダメじゃん。ダメですよ。

アキラ、誘惑に負けてはいけません。
はいお母さん。
ビールで我慢しておきます。

今回は久しぶりに三人称に挑戦しようかと考えています。
最近一人称の物が多かったですしね。
実は仕事では三人称の物の方を多く書いているのですが・・・。
でも、このサイトはあくまで個人的な趣味だと思っていますし、
なによりも感覚的な物を大切にしたいので、
なるべくその色を出さないように注意しようと思っています。
上手くいくといいのですが。

そろそろ十一月も終わりますね。
来月は師走。
師でなくとも忙しい時期です。
頑張って乗り切りましょうね。

今年のクリスマスの予定に、
仲のいい友人連中(男限定)を集めてパーティーしようか、と、
こっそり計画を立てている後藤あきらでした。

(パジャマパーティー☆って本当?)
(本当らしいぞ)
(聖なる夜に対するこの上ない愚弄だね)
(なんで☆が憑いているのかが気になるな)
(漢字、間違ってる)


2004/11/26
ええと・・・。
昨日、ここ病弱な花々の掲示板で、
『雪明りの屋上で僕は』管理人のアサイさんに、
ちょっと調子に乗ってお題なんかを出してしまいました。
題して『私と河と秋の少女』です。
先ほど、鼻歌交じりでアサイさんのサイトを覗くと・・・、

うおっ。もう書きあげてる?!

衝撃が走りました。
これがとても素晴らしい内容です。
ぜひ一度皆さんも読んでみてください。
登場人物や情景が実に生き生きと描写されていて、
全編を小気味良いリズムが覆っています。
前々から、アサイさんの光や空気の表現には息を呑むものがありましたが、
なんとここに来てまた何かを掴んでしまった様子。
私も負けてられないです。焦ってまいりました。

いやあ。それにしても。
コミュニケーションが不完全だと言われるwebの世界で、
まさかこれだけ影響しあえる方と出会えるとは・・・。
正直に言って病弱な花々を立ち上げた当初は全く予想していませんでした。
非常に面白いです。そして幸福です。
今後、どういう風に転がっていくのか予想がつきません。

web上には文章の本当に上手い方はゴロゴロいらっしゃいます。
ですが、その言葉が琴線に届くかというと、これがまた中々稀です。
氾濫する情報(言葉)の底の見えない渦の中で、
それが真実であるかどうかを見極めるのは文字通り至難の業です。
そのような先の見えない無明の世界の中で、
アサイさんは真実へと突き進んでいらっしゃるように見えます。
何度も言いますが、面白いです。本当に。
触発されてしまいました。
私ももっと書こうと思っています。

言葉を使って求めるものが何なのか、
それはまだ形になってはいませんが、
少なくともこの道は正しいはずだと信じます。


2004/11/25
『GotoS Homepage』Muzieに登録しました。
GotoSのアーティストページはこちらです。
Muzieというのは、ちょっと説明が難しいのですが、
アマチュアミュージシャンなどがサーバー上に自分の専用ページを持ち、
また、カテゴリ別に曲を登録して、人に聞いてもらう、
というようなシステムの総合音楽サイトです。
誰でも登録できますし、登録された楽曲は誰でも聴くことが出来ます。
前々からその存在を知ってはいましたが、
音楽主体的にネットで活動するほどの暇と技術が無かったので、
しばらく参加は見合わせていました。
今回、新曲をレコーディングし、知識や経験もある程度積んだ事から、
『頃合じゃないか?』という案がGotoS内で出ました。
ちょうど自分達のHPも持った事ですし、
思い切って登録してみる事にしました。
その事がこれからどう活動に影響してくるのかまだ分かりませんが、
できるだけのことはしようと思っています。
技術的なことだけ見れば、アマチュアの域を少々超えてしまっていますが、
いかんせん知識と経験がまだまだ不足しています。
これらの問題を今後どうクリアしていくのかが課題になりそうです。
面白そうですよね。燃えてきます。

そうだ。連絡があります。
病弱な花々でも音楽を扱ってきましたが、
GotoSの方で専門的にそちらの活動を展開していくに当たり、
こちらのコンテンツからは削除したいと思います。
GotoSで動きがある場合は、必ずこちらでもお知らせしますので、
よろしくお願いいたします。
こちらのサイトは純粋に文章と言葉のサイトにしようと思っています。

朝方、TOPテキストを更新しました。
ガキ臭い言葉が並んでいますが。
昨日ふと思ったことがあって、こういった物になりました。
飾られる事の無いシンプルな言葉はどこまで力を持っているのか。
飾られる事の無い思いはどこまで心に響くのか。
ローティーンの言葉でどこまで語れる物なのか。
これはそれへの挑戦です。
まあ、現実のローティーンはもっと気の利いた言葉を綴れますが・・・。

それにしても最近、私がぼやぼやしている内に、
周囲の状況だけがどんどん活気付いてきているような気がします。
何が起こっているのか。
忙しさだけはますます加速しているようです。
それと共に応援の声をお聞きする事も多くなりました。
ありがとうございます。精一杯やっていくつもりです。
幸いな事に自分の限界がどこなのかはまだ見えませんので、
倒れるまで走り続けようと思っています。


2004/11/24
昨日公開した『いつか、どこかで・・・』に早くも感想を頂いています。
最近ではメールで感想などを頂く事が多くなってきました。
とても嬉しい事だと思います。
Hotmailも容量が250Mになりましたので安心して保存できています。
たまに読み返してニヤニヤしていたり。
ええい、変態か私は。

転載許可を頂いたので、
メールを下さった方の中からお一人、
aiさんからの感想を一部編集してここに引用させて頂きます。


 初めてメールします。こんにちはアキラさん。
 webリングでたまたま病弱な花々と出会い、
 それ以来たまに覗かせていただいています。
 (中略)
 ところで今日「いつか、どこかで・・・」を拝見させていただきました。
 (中略)
 アキラさんの書く男の人はみんなちょっと情けなくて大好きです。
 とても可愛らしいと思います。
 これからもステキな文章を書き続けてください。
 

・・・・・・。

aiさんでした。ありがとうございました。
さて、何事も無かったかのように日記の続きを・・・って、

私の書く男の人って情けないですか?

衝撃が走りました。
そしてすぐさま自分が書いてきた物語を読み返してみました。

(30分経過)

本当だ・・・。

愚痴ってばっかりだったり、女友達にキリキリ舞してたり、
泣くわ、叫ぶわ、ロックンロールを歌うわで滅茶苦茶です。
自分の情けなさっぷりが遺憾なく投影されております。
まるで公開羞恥プレイです。少々身悶えてしまいました。
気持ちを切り替えて、今度はハードボイルドに挑戦してみる事にします。
(絶対にそれは無い)

『いつか、どこかで・・・』ですが、
書いた私が「ちょっと難解かも」と思っていたのにも関わらず、
みなさんは素直に作品を受け止めてくださっているようで、
ちょっと感動してたりしました。
しばらく実験的な作品が続きましたが、
これらは今後書く予定のシナリオの為の前段階というか、
副産物だったりします。
ようやく進むべき道とその方向が見えてきましたので、
今後は多少落ち着くだろうと思っています。

ああ、昨日ちょっと書いた仕事の連絡ですが、まだ来ません。
ここまで来ると後はどうとでもなれという気分になってきます。

そろそろグレようかしら。


2004/11/23
仕事の方の連絡が入ってきません。
それが無いと先に進めないので途方に暮れています。
携帯電話に連絡を入れてみましたが、反応なし。
困った物です・・・。
しょうがないので分かっている範囲の物を作曲している事にします。

レコーディング関連の曲は終了できましたので、
今度はmidiでピアノの曲なんかを作ろうと思っています。
私の作曲方法はちょっと特殊で、
ギターを延々とアドリブで弾き続け、
その中から生まれてくる命を待ちます。
一度それが生まれてしまえば、後は波に乗るようにスムーズに終わります。
問題はその初めの光が生まれるかどうかです。
例えば今回のようにゲーム音楽の場合では、
あらかじめ送られてきている資料(シナリオや絵)を見ながら、
その空気になるべく近づけるように情景を頭の中で描きます。
少しでも見えてきたら後はそこに溶けて、
ゆっくりと音を吐き出していくだけです。
時には全く情景が浮かんでこなくて困る事もあります。
そういう時にはさっさと諦めてしまいます。
無理に作られた楽曲ほどつまらない物はありませんから。
いつか自分の中で像を結ぶのを待つんです。

稀に『どうやったら作曲できるの?』と聞いてくる人がいます。
作曲方法なんて自由です。そして決まった形はありません。
やりたいようにやればよろしい。
もし、どうしても作曲が出来ないようであれば、
その人は結局作曲できない人なんです。
自分の中の物を形に出来ない人、と言っても良いかもしれません。
優しい言葉で言えば、作曲に向いていない、とも言えます。
大きな書店に行けば、『楽々作曲術!』とか、
『一週間で出来る作曲!』などと言った、
いかにも飛びつきたくなるような書籍が並んでいたりします。
私はそれの全てに「ふざけるな」と言いたくなります。
実際にそういう本を見てみると、下らない事しか書いてありません。
簡単な音楽理論を紹介していたり、コード進行が書いてあったり。
『心の中の音を楽譜に置き換えよう!』などと、
とってもキャッチーな漫画絵で書いてあったりします。
『心の中の音を楽譜に置き換える』?
それが簡単に出来たらどんなに楽でしょう。
それはきっとどんな大作曲家にも成し得ない技です。
第一、この論法で行くとすると、
自分の中に元々音楽が無い人間にはお話にならないと思いますが。

真剣に音楽に向かい合おうとするのなら、
せめて音楽理論くらいは勉強してきてからにしてくれ、と、
私は『作曲法』を求めてくる人たちに言っています。
もちろん理論を学んだとしても作曲が出来るようになるわけではありません。
それはあくまで一つの手段でしかありませんから・・・。

話が大分それました。
結局何が言いたいのかというと、
『もしあなたが真剣に何かを成そうとするのなら、
 それ相応の犠牲を払いなさい。
 もしかしたらそれでも「何か」は成せないかもしれない。
 それでも成したいのなら、覚悟をしなさい』
といったような事です。
まあ、直訳すると、
『安易に人に聞くな。俺は忙しいんだよ!』になるのですが・・・。
品が無いですので、それは内緒にしておきます。

さて、それでは今から作曲をします。
実はこの日記を書いていたら少し形が見えてきましたので。
文章を書くという行為は良いですね。頭がクリーンになります。

(ところで最近喧嘩腰の内容が多くないか?)
(まあいいじゃん)
(いいのかなあ・・・)

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物語に『いつか、どこかで・・・』を追加しました。
せっかく褒めて頂いたのにも関わらず、また文体を若干変えてしまいました。
なんだかなあ・・・。
途中、二人称である『君』が混乱する箇所がありますが、それは意図した物です。
結果難解な物になってしまったかもしれません。
内容は非常にストレートですので、
通して読んでいただければすっきりすると思います。
今回選んだテーマは本来このような短い物では充分表現できないように思います。
詩という形をとれば、もう少し見られた物になったかもしれませんが、
どうしても『物語』としたかったんです。

実は今回のテーマとは今後、長く付き合っていくことになりそうです。
詳細はまだ秘密にしておきます。


2004/11/22
リンクに『GotoS Homepage』を追加しました。
GotoSとは、私と、私の音楽での相棒(MM)とのプロジェクト名です。
『ごと〜ず』と読みます。
最近日記で書いてきたレコーディングを経た新曲が二曲ほどUPされています。
お暇な方はぜひ聞いてみてください。

実はGotoSが結成されたのは今から8年ほど前。
私と、彼が中学校三年生の初夏の事でした。

熱中していたサッカーを諸所の事情からやめた私は、
鬱々とした毎日を送っていました。
毎日は平坦で、刺激に乏しく、
受験という現実も見え始めた難しい時期でした。

ある日、図書館の本棚におかしなタイトルの本を見つけたことが、
私と彼の長く続いていく道を開いた(狂わせた?)きっかけになりました。

『青春デンデケデケデケ』

何気なく手に取り、ページを開いた私はそのまま内容に夢中になりました。
そして酷く感銘を受けたのです。
そこにあったのは1969年までの田舎の情景と、
氾濫する新しい文化の中で高校生の四人組が楽器を手に取る物語でした。
その描写が、思春期のちょっとお馬鹿な部分も上手く消化されて、
実に生き生きと描かれていたのでした。

翌日、教室でその本をじっくりと読み返していた所、
MM(彼の席は不思議な事に当時私の目の前でした)が、
『その本を読んだ事がある』と言いました。

私「この本、ホント面白いよな!」
MM「面白いね」
私「ああ〜、ギター弾いてみたいなあ」
MM「家にあるよ。親父がギター好きなんだ」
私「本当かよ!」
MM「うん。俺は弾いたこと無いけど」
私「弾きに行っても良い?」
MM「じゃあ今日来たらいいよ」

私と彼とは小学校の6年生からの付き合いで、すでに仲が良かったのですが、
思いかえせば音楽の話をしたのはこの時が初めてだったように思います。

何はともあれ、私達はMM宅でアコースティック・ギターに向かい合い、
そして恋に落ちました。
もちろん最初は何をどうした物か全く分からなくて、
とにかく弦を掻き鳴らすだけだったのですが。
とにかく、全身の血が沸騰するような、
それは激しい恋でした。

『青春デンデケデケデケ』で繰り返し演奏される、
『パイプライン』という曲があります。
ベンチャーズという古いバンドのインストゥルメント楽曲です。
私達はとにかく最初、それを弾きたいと願いました。
幸運な事にMMのお父さんがベンチャーズに詳しく、
MMの家に楽譜があり、また、実際に弾いて見せてくれたりし、
私達は右往左往しながらギターに関する情報を集めたりして、
少しずつ練習を進めていきました。

初めて『パイプライン』を二人一緒に演奏した時の事を、
本当に鮮明に覚えています。
焼け付くような指の痛みが少々和らいできた頃でしょうか。
ギターを始めて一ヶ月くらい経った時の事でした。
『青春デンデケデケデケ』を読んだ事のある方には分かるかもしれませんが、
もう、本当にバラバラで、
笑っちゃうくらいにお互いに全然合わせられなくて、
「ちょっと待てよ!」、「いや、お前が早いんだって!」などと、
お互いに勝手な事を言い合いながら、
ずっと同じフレーズを繰り返し繰り返し飽きもせずに弾き続けていました。

その後、受験をはさみ、私の事情などもあり、
高校進学からは数年疎遠になってしまっていましたが、
18才の終わり、春の初めにまた私達は出会いました。
そしてお互いが変わらずギターを心から愛してきた事、
そしてたゆまぬ努力をし続けてきた事を確認したのです。
信じられないくらい上達しているお互いに思わず笑ってしまいました。
あの晴れた三月の終わりの一日の事は、
本当に驚くくらい綺麗な思い出として私の中に残っています。

あれから時は流れて、ついにここまで来ました。
その合い間には、思いもしなかったゲーム音楽の製作をしたりと、
行き当たりばったりで、計画性の無い私達です。
でも、これまで歩んできた道は、時に悩みながらも一生懸命歩いてきた道は、
決して何一つ間違えてはいなかったと自信を持って言えます。
ギターの腕も、作曲の腕もほんの少し上がって、次はどこに行くのやら。

どこにでも行けるはずです。
それがギターを愛し続けてきた証明ですから。
ジャンルも方向性も無用です。
私達は自分の心が求める何か眩い物に向かって、
これからも歩き続けていくつもりです。

ギターが囁いています。
その声は益々深く優しく、時には激しくなって、
初めて出会ったあの日の強さそのままに、
私達を駆り立てます。


2004/11/21
レコーディングに行ってきましたぁ〜・・・。
現在22日のam3:10です。いやあ、ヘロヘロになりました。

何とか本日で私のレコーディングは終了しました。
なかなか良い物が録れたのではないかと思います。
近く、mp3に加工してHPの方に1、2曲ほどUPするつもりでいます。
ギターを弾く方にはかなりインパクトのある出来になったのではないかと。
どうやって弾いているのか分からない箇所もあるかもしれませんね。
とにかく全力で弾ききってきました。

今、出来たばかりの曲をCDでガンガンかけてこれを書いています。
音楽をやっている身としていつも思うのですが、
出来たばかりの自分の曲をこうやって聴くこと、
それは言葉には言い表せないほどの幸福です。

うはあ、それにしても疲れた。
さすがにそろそろ寝ます。


2004/11/20
今日は色々と書くことがあったのですが、
ちょっと仕事のほうが忙しすぎるため、
明日に持ち越させてもらいます。
申し訳ありませんです。


2004/11/19
またブラウザを変えてしまいました・・・。
先日Lunascapeを試してみたばかりでしたが、
IEにまたしてもセキュリティーホールが見つかったこと、
そしてFirefoxの正式版がリリースされたことに伴い、
IEコンポーネントブラウザに別れを告げる決心がつきました。
昨日から試してみてます。
アクセス解析を行っている方には、
私のブラウザが変わったことが一目瞭然だと思います。
加えて今までoffにしていたjavascriptをonにしましたので、
私の情報もちゃんと反映されると思います。

IEコンポーネントブラウザとは・・・、
簡単に言ってしまえばIEやWindowsにその機能の一部を依存したブラウザです。
その為、IEからの乗り換え(お気に入りの反映など)は簡単ですが、
IEと同じような欠陥を残してしまいます。
それでもIEをそのまま使用しているよりは遥かに安全かつ高機能ですが。
Firefoxや以前も紹介したoperaはそれらブラウザとは違って、
そのアプリケーション単体で動く独立したシステムを持っています。
その為、IEを標的にしたウィルスやスパイウェアの影響を受けにくくなります。
もちろん皆無というわけではありませんが。

まだ導入したばかりでいまいち機能を把握しきれていないので、
のんびりと付き合っていこうと思っています。
機能が多すぎる&カスタマイズ性が自由すぎるせいで、
逆に戸惑うようなことになりそうです。
それだけがちょっと心配ですね。
プラグインなどのヘルプもほとんど英語ですし。
勉強だと思って遊んでみるつもりです。

ええと、話は変わりますが。
先日、『青空文庫』というサイトの存在を知りました。
web上の図書館というかなんと言うか。
著作権が切れた作品などを無料で読める、
ダウンロードして二次配布も自由というサイト様です。
文藝部の活動にはとても良いのではないかと思い、
文藝部HPのリンクに追加しておきました。
素晴らしい作品が多数収録されていますので、
お金がなくて本も満足に買えない清貧な学生諸君は、
有効に活用してみてはいかがでしょうか。
私は夢中になって古い詩等を読みふけっています。

昨日は萩原朔太郎の『月に吠える』を読んでいました。
改めてその言葉に触れると大きな発見がありますね。
彼の詩にはリズムがあります。非常に音楽的です。
朔太郎自身がマンドリンを深く愛していたことと、
もしかしたら関係があるのかもしれませんね。

彼はこう言います。

詩は神秘でも象徴でも鬼でもない。
詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しいなぐさめである。
詩を思うとき、私は人情のいじらしさに自然と涙ぐましくなる。

ふむ。中々興味深い言葉です。
まあ、私は詩(言葉)は鬼にも神にもなってしまうことがあるし、
高田敏子や金子みすずのように、
真に美しく豊かな魂の持ち主の玉言の発露も存在する、
本当に自由な代物だと思っていますので全面的には肯定できません。
谷川俊太郎のように病める魂からの解放を見せてくれた詩人もいますしね。
世の中は得てして一つの言葉では語れないものです。
まあ、だからこそ私達は未だに言葉を浪費し続けるわけですが・・・。

書淫(しょいん)、という言葉があります。ご存知ですか?
優秀な辞書には載っています。
書を夢中になって読み耽る様の事を指す言葉です。
決して猥雑な言葉ではありませんので・・・。
(知り合いに教えたら『官能小説のことか?』と言われました)
書淫と言われるくらい本を読み耽って、
自分への大きな糧としたいものですね。

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ええと、ここからは私信です。
最近の私の事を心配して連絡を沢山頂いています。
大丈夫だ、と、胸を張って言えるようなら良いのですが、
残念ながらそれには遠い状況、というのが本当の所です。
ちょっと時間をもらえないでしょうか。
現在の私に必要なのは静かな時間です。
もうしわけありません。

それと、一応この日記はweb公開しているものですので、
今後はこういった内容のことは書かないでいようと思っています。
じゃあ、今日も書くなよという話ですが、
連絡を下さった個々にお返事する事もままならない状況です。
webでの活動は今後も今まで通りに細々と続けます。
毎日下らない事をここに書き綴っている以上、
私はまだまだ大丈夫ですので、どうか心配なさらないでください。
ごめんなさい。


2004/11/18
自傷癖があるという少女と出会った。
彼女はニヤニヤしながら自分の左腕をまくって見せた。
多分僕の反応を楽しもうとしていたんだと思う。
薄暗い店内の照明に照らし出された彼女の細い手首の上で、
子供の落書きみたいな無数の赤黒い線がヌメヌメとのたくっていて、
どう贔屓目に見ても決して綺麗な物ではなかった。
どうしてそんな事をするの、なんて当たり前のことを聞いた所で、
何にもならないことは明白だった。
それに正直、どうでもよくもあったんだと思う。
僕は黙ってそれを肴に酒を飲んだ。
少女は酷くつまらなそうな顔で、
また誰かにそれを見せびらかしに行ったようだ。
無意味なこと。世の中に幾つあるだろう。
グラスの中で濡れる氷を眺めながらふとそう思った。

----------------------------

目覚めてからそれが全て夢だったことを知りました。
少女の顔に見覚えがあるような気もしたのですが、
覚醒に伴って夢の記憶は零れ落ちていきました。

自傷に彼女は何か意味を見出していたのでしょうか。
それがもしあったとして、
それが安っぽい自己確認や陶酔で終わっていないことを祈ります。
血の味や肉体的苦痛なんてすぐに飽きてしまう物ですしね。
広大なネットの世界にはリストカットのサイトもあります。
自分の行為とその結果を写真入りで紹介して、
そこに安っぽい絶望の詩を載せていたりします。
そこにインスタントなインパクトはありますが、
いかんせん、琴線まで届くことは非常に少ない。

個性の重視を求められ、叫ばれる現代。
前時代へのアンチテーゼ。
みんなどこかで自分を特別視しなければという、
安っぽい強迫観念、共同意識に囚われているのかもしれません。
「あなたや私が普通か、そうでないかなんてどうでもいいよ」
結局私が言いたいのはそういったことです。

『普通というのをどう思う?
 普通というのは放っておいたらずっとそのままだということだ。
 もし普通がいやなら、どこかで普通で無くならなければならない』

あなたに、その覚悟がありますか?
逆に普通を請け負って歩いていく覚悟はありますか?
なんでもなく生きていくことがどれほど難しいのか、と、
年をとるほど痛感していく今日この頃です。

夢の話から随分脱線しました。
今日の仙台は曇り空ですね。
気のせいでしょうか。冬の香りが薄く匂います。
窓から外を見れば紅葉の終わった山々が私を見上げているようです。
今からちょっと外に出てくることにします。
それでは、また。

蛇足。
『普通』ってなんだろうか、と久方ぶりに考えました。
皆さんの話も聞いてみたく思います。
青臭い話題でお恥ずかしいのですが、
今改めて考えてみると新たな発見があるかもしれません。
よろしければメールや掲示板でお聞かせください。


2004/11/17
コンテンツに『アンテナ』を加えました。
はてなアンテナ、というものです。
これに自分の好きなサイトを登録しておくと、
更新があったときに分かるようになってます。

このサイトを始めたばかりの頃に、
『雪明りの屋上で僕は』の管理人である、
アサイさんに教えて頂いていたんです。
それからかなり時間が経ってしまいましたが、
このたび導入することにしました。

巡回サイトが少ない、というのが、
導入が遅れた主な要因だったのですが、
更新が頻繁ではないサイトが多くなってきたので、
今が契機だと判断しました。
逆にほぼ毎日更新している所(NEWSサイトなど)は、
登録から外しておきました。

ちょっと不思議なことに、
なぜか登録できないサイトなどもあるのですが、
デザインもスタイルシートで直ぐに変えられますし、
なかなかいい感じです。

今後、気になったサイトがあったら、
小まめに追加して行こうと思っています。

ああ・・・。
今ちょっと今日の日記を読み返してみましたが。

なんとなく歯切れの悪い文章ですいません。
今日は体調がすぐれませんので。
今夜はちょっと仕事をしてから、
早めに休もうと思っています。

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DIARYをちょこっとデザイン変更。
もう少し一文を長く書きたくなりましたので、
左側に寄せることにしました。
明日からは今までよりも息の長い文章になると思います。
今までは読みやすさを優先させていたので、
真ん中に表示させてました。
もし前の方が良いという方がいましたら、
すぐに戻すつもりです。


2004/11/16
相棒が来てレコーディングをしてました。
最高です。最高のものが出来ました。
自分達で聞いて興奮するくらい格好いいです。
やはり一人でやるよりも、
二人でやることで生まれるマジックが、
私達には確かにあるようです。

これからオーディオ化という作業に入ります。
その作業を経て、
やっと皆さんにお届けできるようになります。
完成したらHPに一曲くらいUPしますね。

それでは、短いですがこれで。


2004/11/15
母の誕生日祝いから帰って。
今日も変わらずレコーディング中です。
明日、相棒が来る予定ですので、
それまでに最低限の所まで終わらせなくては・・・。
正直、かなり辛いです。
新しい分野に挑戦してみたものの、
いまいち納得がいかなくて行ったり来たりしてます。
遣り甲斐はありますが、期日が迫ってきている最近、
かなり焦ります。

どうしても欲しい最初の一音が表現できず、
何で弾けないのかなあと、自己嫌悪。
深みのある一音が欲しい。
力を入れすぎずに、でも神経を最大まで尖らせて。
コツン、と響く一音が欲しい。
難しいですね。

もうちょっと挑戦してみます。


2004/11/14
今日は母の誕生日です。
これからワインを買って帰ります。

母が近頃の私を見てよく言うことがあります。

「私があなたくらいの時に、
 心から愛した人がいた。
 あなたにもそういう人が現れて欲しい」

そして眩しい物を見るように私を見ます。
私はいつも困って笑うばかりです。
母は感受性が強く、また素敵な文章を書く人です。
私が物を書く人間になったのは、
そういう母からの直接的な影響と、
何冊でも本を読んでくれ、また購入してくれた、
とても知性的で偉大な父の影響があります。

私ももう23歳。
不甲斐ない自分に辟易とします。
今夜は仕事を忘れて、
家族と楽しんでくるつもりです。

行ってきます。


2004/11/13
先日UPしたTOPテキストと、
昨日公開した物語の『世界の終わり』について、
幾人かの方から感想を頂きました。
その内の三名ほどの方々からお褒めの言葉を頂き、
恐縮することしきりです。
読んで下さっただけでも心より感謝しています。
ありがとうございました。

文章力が上がったのではないか、と、
これも幾人かの方から言われました。
自分では正直分かりません。
ただ、最近では以前にも増して、
かなりの量の文章を書いています。
同時に読書量も増加しました。
もしかしたらその副産物であるかもしれません。

久しぶりに攻撃的なものを書いた為か、
少し気持ちにも変化があったようです。
胃が痛い毎日ですが、これからも精進します。
仕事が忙しくなってきましたので、
頻繁には書けなくなりますが、
時間を見つけて想いを綴るつもりでいます。

現在の仕事であるレコーディングの方は、
のんびりと進めていっています。
その場のアイディアが先行する作業ですので、
閃かなければすぐに手詰まりに陥ってしまいますが、
現在の所は滞りなく進んでいます。
新しく導入した機材とヘッドフォンは快調です。
素晴らしいサウンドを奏でてくれています。
この調子で最後まで辿り着こうと思っています。

秋も終わろうとしていますね。
ふと外を眺めれば、
いつの間にやら寂しい風景が広がっています。
落ちた葉が道を覆って、
優しい香りを届けてくれます。
寒くなってきました。
皆さんも体調にはお気をつけてください。
そしてまもなく来る、
張り詰めた清烈を受け止めましょう。
冬は私がとても大切にしている季節です。


2004/11/12
また体調を大きく崩してしまいました。
どうにも弱っているようです。
人として疑問を持つくらいまずい状況ですね。
どうやらクセがついてしまっているようですので、
なんとか克服しようと思っていますが・・・。
一度ちゃんとした所で診て貰おうと思っています。

ここからは書く必要が無いことなんですが・・・。
実は先日、こっそりとカウンセリングを受けてきました。
どうやら躁鬱症の兆候があるらしく、
くれぐれも無理はしないようにとのことでした。
状況が許せば、正直半年間ほどの休学も考えています。
情けない話ですね。

どこで歯車が狂ったのかを考えなくてはいけません。
まだ大丈夫なはずです。
今の内に改善しなくては。
とはいえ不安も不満もありません。
何が決定打だったのかは中々解明できなさそうです。
のんびりとやって行きます。

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物語に『世界の終わり』を追加しました。
不条理な物語です。
筒井康隆の影響が若干見られます。
非常に残酷な話です。
でもこういうことは日常に溢れているような気がします。


2004/11/11
なかなかショッキングでした。

昨夜遅くレコーディングを進めていた所、
突然ヘッドフォンから音声が途切れました。
不思議に思い、機材などをチェック。
異常なし。
次にPC関係をチェック。
(レコーディングは自分のPCで行っています)
異常なし。

三十分くらい原因を探りましたが判らず、
かなり焦ってきた所でやっと見つけました。
ヘッドフォンが壊れたんです。
正直、5分間ほど固まっていました。
なぜ、このタイミングで・・・。

長きに渡って共に歩んできた相棒です。
しかも高性能。
泣く泣く今日、新しい物を買いに行くことにしました。

さて、ここで質問です。
皆さんはヘッドフォンを持ってらっしゃいますか?
イヤホンじゃないですよ。

それでは持っていらっしゃる方にお聞きします。
ちょっと記憶をさかのぼってみてください。
それはお幾らしましたか?
私が壊してしまったヘッドフォンは、
購入した8年前当時の値段で2万円です。

ビックリしましたか?
少なくても私は壊れた、と悟った瞬間に、
頭の中が綺麗に真っ白になりました。
なんといっても月の生活費が3万円の男ですから。

私は音楽を作る人間です。
そしてそれでお金を貰ったりする事もあるんです。
つまり、その仕事の為の大切な機材なんですね、
私にとってのヘッドフォンというのは。
モニターからでは分からないような細かな所まで、
きっちりと聞くために必要なのです。
深夜に作業する時にも重宝します。
つまりどういうことか。

今回もそのくらいの物を購入しなくちゃならない。

はい。ステキですね。
ちなみに覚えてらっしゃいますでしょうか、
私の数日前の日記の内容を。
私ったら3人の諭吉さんを機材購入の為に、
美しくフライ・ハイさせた直後なんですよね♪

あ〜あ・・・。
困った困った。あはは〜☆

もう、だめだ・・・。

なにもかも、もう良いじゃないですか。
諭吉さん2人分の新しいヘッドフォンが、
今まさに私の頭に装着されていますが、
このフィット感!
このフラットで伸びのある高音質!
この軽さ!
ここ8年でどれほどテクノロジーが進化しているのか、
その生き証人になれる悦び!
ああ・・・、感無量です。
やはり音楽は素晴らしいです。
そしてその音楽を最高の環境で楽しめるのですから、
もう私に出来うることは一つしかありません。


寮の屋上から飛び降りようかしら。

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現在20:00。追記です。
ずっと書き忘れていたのですが、
みなさん、skypeというソフトを知っていますか?
ネットを使って使用できる無料電話のアプリなのですが。
これ、すごいですよ。
最近私の仕事の方でも導入しました。

音質が携帯電話以上。
このソフトが入っている人同士ならいくら話しても無料。
五人までなら同時通話可能(会議も出来ます)。

仕事の締め切りが迫ると、確認などの関係から、
携帯電話代金が凄いことになっていく物ですが、
このソフトのおかげで今後は解消されそうです。
回線がADSLで安定しているのなら、
ちょっと使ってみると面白いかもしれません。
詳しい設定などはこちらを見るといいかも。

なんだか最近ライヴドアが目を付けたらしく、
開発元が吸収されてしまったのが気になるのですが。
もうちょっと様子を見てからでも良いかもしれませんね。
暗号化やスパイウェアについてもまだ微妙ですし。

お話好きで、携帯電話代に困っている方。
そしてよく話す相手と自分が、
幸運にもネット環境に恵まれている方。
もしかしたら救世主の降臨かもしれませんよ。

個人的にNTTが好きになれないので、
最近すっかり布教活動に精を出しているアキラでした。

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更に追記。

さくさんさいこう!

勝手に約束したので勝手に書きました(笑)
さくさん、ごめんなさい。
私も今日ポッキーを食べました。
貰い物だけど・・・。

(おいおい、今日の日記は長すぎるよ・・・)
(まあいいじゃん)
(なんだかなあ・・・)


2004/11/10
どうしても守らなくてはいけない物がある。
それは今、この腕の中にある。
暖かな光に包まれて眠る。
浅いまどろみの果てに、
残ったものはいつも幻だった。

どうしても負けられない物がある。
でも一体、誰に勝つというのだろう。
誰よりも高く、遠くへ。
いつも繰りかえしてきた道行き。
でもそれに何の意味があったというのだろう。
振り返ればほら、えぐり捨ててきた残骸が、
感情を含まない顔をして転がる。

例えば、どうにかして。
どうにもならなかった過去を肯定できたとして。
もしそれをしてしまったのなら、
僕は一体どこへ向かえばいいのだろう。

長い旅路の終わりにあるものが何かなんて、
結局最初から分かっていたんだ。

どうしても守らなくてはいけない物がある。
それだけはいつでも分かっていたのに。
また僕は進もうとする。
道行く道には死せる花を咲かせよう。
「導いてあげる」と囁く声に、
騙されながら・・・。

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長らく放置していましたが、
宮城教育大学文藝部のHPを更新しました。
とりあえず部員二名の作品を掲載しています。
よろしかったら見てやってくださいね。

ついでにTOPテキストも更新です。
攻撃的なものになりました。
ビックリされた方もいるかもしれません。
最近では穏やかな物ばかり書いていましたが、
詩を書き始めた頃はもっと原始的な衝動を、
そのまま紙の上に吐き出していました。
あの頃よりも言葉は綺麗になってしまいました。
でも想いは変わっていないと思います。
そうだと信じています。
ちょっと無理があるかなあ・・・。


2004/11/09
本日のLIVEに来ていただいた方、
本当にありがとうございました。
今夜の会場は久しぶりでしたので、
ちょっと音的に戸惑うこともあったのですが、
まあまあの演奏が出来たと思います。
次回は12月5日。
会場は長町リプルです。
こちらは次に参加するオムニバスアルバムの、
参加バンド発表イベントですので、
大いに盛り上がると思います。
ぜひそちらにも遊びに来てやってください。

いささか疲れました。
今夜はもう寝ます。

最後に。本当にありがとう。

この世界に音楽があって、
共に演奏する仲間があり、
聞いてくださる皆さんがいるということに感謝します。
感謝します。


2004/11/08
こんばんは。あきらです。
今夜は書くことが多い気がします・・・。

まずは私信です。
ええと、関係者の皆様。
本日、無事に社会復帰しました。
長らくの雲隠れ、まことに失礼いたしました。
今後はガンガン行くつもりでおりますゆえ、
まだお見捨てなきよう、よろしくお願いしたします。

さて、次は楽しい楽しい明日のLIVE情報です。

場所  パークスクウェア
時間  open18:00 start18:30
出番  20:20頃(何故かトリです・・・)
ticket 800円(ドリンク代500円別途)
バンド シルバーチャリオッツ

すでに二名ほど来て下さるという方がいらっしゃいます。
ありがたいことです。
限りない感謝の気持ちと愛を込めて、
明日は背中にギターを回してソロを弾いてご覧に入れます。
アドリブ速弾きのオマケ付きです。
他の方もどうか、この機会にぜひ遊びに来てやってください。

さて。ここからはお仕事の話。
亀のように進んでおります、レコーディング。
先ほど二曲目のバッキングが録り終わりました。
明日か明後日、メロディ部分を録音するつもりです。
激烈なソロも録音するつもりでいます。
私の相方がゲストで参加してくれることになったので、
熾烈なギターバトルも期待できますね。
かなりワクワクしています。

いやあ。音楽って本当に楽しい。
LIVEもレコーディングもハジケてやっちゃいます。
YEAH! Keep on Rockin'!!

そういえば・・・。

関係ないのですが、昨夜ブラウザを変えました。
今まではDonutPという物を使っていたのですが、
Lunascapeにしてみました。
変更には特に理由は無いのですが・・・。
こちらの方がブロッキングが強いからでしょうか。
仕事の性質上、海外サイトを見ることも多いので、
ウィルスやセキュリティの懸念から、
ブラウザから変えてみました。
operaやFireFoxも考えたのですが、
1年以上使っていて使い慣れていたDonutPと、
似たような構造&使い心地の物を選んだ結果、
このLunascapeになりました。
カスタマイズしてみた結果、ちょっと重いですが、
まあ、許容量の範囲だと思います。
しばらくメインで使ってみることにします。

最近、テキストエディタ導入に機会を得て、
色々なソフトを意欲的に試すようになり、
結構発見が多いです。
フリーで良い物が沢山あります。
皆さんも意欲的にどんどん試されてみると、
PCをもっと有益に使えると思います。
まあ、失敗も多いのですが・・・。

実はこの日記も先日導入したテキストエディタの、
HTML編集機能を使って書いてたりします。
以前よりも速度が格段にUPしました。
フリーの物はカスタマイズ機能が強い物が多いので、
自分の環境に合った物にすることができます。
まあ、ある程度の知識は必要になりますが・・・。

何事も勉強だと思えば、
努力の後からついてくる結果はきっと、
満足の行くものになると思います。

ちょっと教育大生らしいことを書いてみました。


2004/11/07
先ほど一曲録り終わりました。
思ったよりも難産でしたが、
何名かに聞かせてみたところ非常に評価がよろしい。
慣れないタイプのプレイでしたので、
指がぼろぼろになってしまいましたが、
苦労した甲斐がありました。
現在、二曲目を作曲中です。
一曲目は底抜けに明るかったのですが、
次の曲は無骨なヘビィ・ロックになります。

何とか早めに作曲を終えて、
出来れば今夜の内に録り終えてしまいたいのですが、
18時からバンドの練習なんですよね。
現在17:40。
ちょっと難しそうです。

愛しの諭吉さんの代わりに手に入れた新しい機材ですが、
すこぶる快調です。
弾きながらニヤついてくるくらいです。
まだ少しいじってみただけですが、
この機材のポテンシャルはかなり深いようですので、
どうにかして使いこなせるようになりたいですね。

ここに来て、更に音楽にゾッコンLOVEな私です。
レコーディングで神経を尖らせているためか、
以前よりもプレイに気を使うようになり、
ギターの腕も少々上がったようです。
自分の指がフィンガーボードを滑らかに駆け上がる、
そんな動作に酷く興奮していたりします。
お酒を飲んでる時に鏡に写して、
ギターを弾いている自分の指を見たら、
きっと酔いが回ります。
なんかエロスです。

はい、変態ですね。
ごめんなさい。

昨日に引き続いてハイな後藤でした。


2004/11/06
レコーディング中です。
今回はまとまった時間が取れなかったので、
継続して1ヶ月ほどやり続けます。

昨日、手持ちの機材では、
今回のBGMに求められるカラーに合う音が、
上手く作れないことが判明しました。
急遽、楽器屋に行って機材を購入する事に。

諭吉さんが三名程お空にフライ・ハイしました。

さようなら、諭吉さん。
あなたはいつもすぐにいなくなってしまうね。
僕はいつもそれを黙って見送ることしか出来ない。
それがとても悲しいよ。

そしてそんな仕打ちは思わぬところで、
強く響いてきました。

今月の生活費が綺麗に無くなっちまった。

どうするよ俺。
どうするよ俺の遺伝子(?)

とりあえず来週の火曜日のLIVEを、
なんとかして乗り切らなくてはいけません。
チケットを買ってくださる方を切実に募集いたします。

ああ〜・・・。
新しい機材の音が素晴らしいことだけが幸福です。
本当にいい音です。
よだれが出るほどです。
もう、食費なんてどうでもよくなります。
ギターを沢山弾いてると、
お腹がいっぱいになる方法とかって、にゃいかなあ・・・。

にゃいですな。すいません。
猫語でカワイコぶってみましたにゃ。

(今、ギターの弾きすぎでちょっとハイです)


2004/11/05
コンテンツに『携帯電話用掲示板』を設置しました。
携帯電話の方はこちらからアクセスしてもらうと、
元からあった掲示板に書き込みが出来ます。
書き込まれた内容は元々の掲示板に統合されます。
今までの設定では、
閲覧は出来たけれど書き込みは出来なかったので。
結構、携帯電話からのアクセスも多いようでしたし、
うちのバンドのヴォーカルから、
ケータイからも書き込めるようにしてくれ!という、
リクエストをもらったので、設置してみました。

今まで書き込みたくても書き込めなかった方々、
もしよろしかったら、作品の感想等、
お気軽に書き込んでやってください。


2004/11/04
別れというのは悲しいものです。
そして別れというのはほとんどの場合、
避けようもないことだったりします。
突発的なものにせよ、予定的なものにせよ。
だから、別れを悲しく書く。
それが世の中に存在する別れの物語の多くを占めています。
ですが、こう思いました。
物書きとして、幾度もの別れを体験してきた者として、
悲しいものとして終わらせてしまっていいのか。

別れを主題としたシナリオを書こうと思っています。
その為に色々と準備を進めているのですが。
どうも上で挙げたようなことが気になって、
立ち止まっては振り返り、の繰り返しです。

別れを告げてきた風景に。
そして人々に。
私が今贈る事が出来る言葉。
それは何かを考えました。
まだぼんやりとしか見えませんが、
なにか、優しいものを書きたいと強く思います。
避けようも無かった別れへ、
大切な美しい何かを贈りたいと思っています。

『君』と、『僕』に何ができるのかを、
真剣に突き詰めた時に、
なんとなくですが光があるような気がしています。

---------------------------------------------

「さよなら」
そっと告げよう。
僕達の眩い日々に。
いつか失われた日々に。

約束はみんな壊れたね。

だからこそ約束しよう。
ばいばい、またね。
いつか、があることを信じて。


2004/11/03
昨夜から続く天候不順のため、
本日のレコーディングが中止になってしまいました。
なんてことだ・・・。
具体的に理由を説明しますと、
楽器の運搬、搬入の為の車が確保できなかったんです。
一応明日の午後にということになりましたので、
最後の悪あがきに楽曲を煮詰めています。
どうなることやら。

ちょっと昨夜思ったことをつらつらと、
ここにメモする感じで書いてみようと思います。

人は、独りでは生きていけないのだそうです。
ぼんやりと友人の話を聞いていて、
不意にその言葉が生身のまま飛び出してきて、
思わず咽たほどびっくりしました。
どの程度の深みを含めて、
『生きる』という言葉を使っているのか、
それが少し気にかかりましたが。
私は人に限らず、
生命は勝手に生きているものだと思っていました。
死んでないから、生きている。
単純に言ってしまえばそういうことです。

生きる。すなわち生存ですか。
独りだとどうして生きていけないのでしょう。
まあ、ここでは生存能力の無い赤ん坊の時などは、
あえて除外して話をしていますが。

・・・なんて。

もちろん全てふざけて話しています。
ですが、
彼が言いたかった意味の通りに受け取っても、
私にはどうしても理解にまで至りませんでした。
試しに『独りでも生きていけるでしょう?』と聞いたところ、
酷く不愉快な気持ちにさせてしまったらしく、
怒って帰ってしまわれました。
悪気は無かったのですが・・・。

独りでも生きていけますよ。
人間は、孤独に慣れてしまえます。
これは本当の話です。
それはとても静かで、心地よいものです。
なんにもない陽だまりのような場所です。
本当の孤独を嘗めた事のある人間は、
きっとみんな知っている事実です。
何も大げさなことではなく、
シンプルな事実です。

孤独の定義にまで言及し始めると、
ちょっと収拾がつかなくなりそうなので、
そこは割愛してしまいます。

独りで生きていくこととか、
みんなと楽しく一緒に生きていくこととか。
それがあまり大きな問題だとは思えません。
ただ、そうであるという事実に過ぎないのですから。
そうしたいようにすればいいだけの話ですよね。
問題は、自分以外の人にまで、
自分の価値観が当てはまると思ってしまえる危険性でしょうか。
これ、無意識下で非常に根深く存在しているのですよ。
かく言う私もまだまだ残っています。
困った物ですね。

シンパシーとか、シンクロニシティとか。
そういうものには興味が無いのですが、
人という大きな群れの中で生活を続けようとした時に、
その事象について思考をめぐらすのは中々有意義だと思います。
あとは・・・そうですね。
精々、角の立たないようにひっそりと暮らす、
くらいしか思いつきませんね。
なんとも切ない物です。

とかくこの世は住み難い。
夏目漱石先生も草葉の陰で溜息を一つ。
いや、草枕の陰で、かな?
面倒なことです。

----------------------------------------------

日記の文章に被っていて邪魔です、という趣旨の内容の、
非常に丁寧なメールを頂きましたので、
日記から背景画像を無くしました。
うん。すっきりしていてこの方が良いかもしれないですね。
マコトさん、ありがとうございました。


2004/11/02
時折、酷く絶望的な気分になる。
自分に何も無いのがよく分かるから。
貧弱な自己の中で溺れ死にそうになる。
書いても書いても辿り着けない。
あのぼんやりとした光に手が届かない。
弾いても弾いても辿り着けない。
鳴り響く暁声に掻き消されてしまう。
何も無いことから目を背けようとして、
ひたすらもがくけれども、
飛び上がれば飛び上がるほど、
見当違いの所に着地してしまう。

言葉が足りない。
もどかしい。
叫んでも叫んでも届かない。
もっともっと切実な言葉が必要なんだ。
なによりも強い言葉。
なによりも濁りの無い言葉。
なによりも美しい言葉。
なによりも原始的な言葉。
言葉ですらない言葉。

いつでも完全すぎる空に傷つけられて、
身動きも取れないほど小さすぎる器の中で、
今日も叫ぶ。
光を探す。

まだ限界じゃないはずだと、
嘘をつく。
優しい嘘をつく。
もう、信じられはしないけれども。

--------------------------------------------

やりたいことがあって泣くのと、
やりたいことが見つからなくて泣くのと、
どっちが辛いのかなんて私には分かりません。
ただ、もっと強くならなくては、と思います。
誰も触れられないほど、強く。

明日はレコーディングの予定です。
衝動を、形に。
叫びを、歌に。
祈りを、音に。

行ってきます。


2004/11/01
さて、11月ですね。
いよいよ冬の気配もしてくる季節です。
空気がどこまでも透明になって行って、
コーヒーと煙草が美味しくなります。
月も星も一層煌き激しくして、
しんと静まり返る、そんな季節の始まりです。

今日の日記は昨日の続きを書こうかと、
昨日書きました。
物語についてですね。

でも。

実は今の今まで誰からも考えを聞けなかったので、
ちょっと寂しいのです・・・。

なんとなく、ですけれども、
じゃあ、書かなくてもいいじゃないか、
そう思いました。
考えてみて、とかぬかしてみた所で、
正味の話、本当に考え込むような人間は、
私のように限られた一部の暇人だけですよね。
それなら別に必要ないかな、と思いました。
冷静に考えてみれば、
自分で書いたものに対して答えを全部用意するなんて、
ちょっと馬鹿げた話かもしれません。
というわけで、書かないことに決めました。
どうしても聞きたい方はメールでも掲示板でもいいので、
その旨をお知らせください。
また、その際には必ず自分の考えをお聞かせくださいね。

私が求めていることは思考です。
本当の意味での思考です。
学校教育が見失って久しい、本当の思考です。
皆さんには考える権利があります。

それで今日は先ほどまで、の話をしようと思います。

静まり返った寮の屋上で独り夜空を見ながら、
煙草を吹かしていました。
いつも空は多くのことを語ってくれました。
今夜は歌を歌ってくれました。
それは楽しいワルツでしたよ。

三拍子に乗せて出鱈目なステップを。
懐かしい気持ちです。

今夜も私は夜を見送ります。
いつもそうしていたように。
人が、人との事を気にかけている間、
私は常にその他の事に心を奪われていました。
時間は過ぎて、季節は巡って。
つまらないことはみ〜んな忘却の彼方。
それが悲しくて、嬉しいのです。

無為に言葉を吐き出し続ける人よ、黙りなさい。
そしてこの空の下で泣きなさい。
自分が何者であるのかを考えなさい。

自然の中でいつも言葉を失う私は、
風の中に、時折そんな声を聞きます。

--------------------------------

10月分の日記を過去日記に移しました。





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