DIARY


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2005/04/30
四月も終わりです。
本当、今月は忙しかった。

友人が『大人の歌』の感想をくれました。
言葉で上手く表現できずにいる不器用な歌を、
過渡期ではないか、と言ってくれました。
想いが、言葉になる。
それには少々時間が必要ですよね。
のんびりやっていこうと思います。

明日は早朝からツーリングに行く予定です。
五月の空気を楽しんできます。


2005/04/29
行って来ました荒吐ロックフェス!
いやあ。ロックンロールでした。
無理やり会場を回って、思ったよりも沢山のLIVEを見ることが出来ました。
疲れた・・・。

今日は早めに寝る事にします。
明日、友人がGW休暇で帰ってきますので、会う予定になっています。
ツーリングの計画を立ててたり。今から楽しみです。

それでは、短いですがこれで。


2005/04/28
TOPテキストを更新しました。
『大人の歌』ということで。
読んでいただいた方にはバレてしまっていると思いますが、
全然大人の歌じゃありません。
大人になりきれない歌、です。

私は9歳の頃に詩を書き始めました。
きっかけは特にありません。
気が付けば言葉を吐き出し始めていました。
それからもう15年ほど。
私から生まれる言葉はその時々でどんどん変わっていきました。
その時代、その時代ごと、
私が変わるのと同じくして変わっていきました。

しかし最近、といってもここ2年程の事ですが、
どうも、おかしい。
変わって来ているのはわかります。
しかし、その変わり方がいつもと違う。
「変わってくる」感じではない。
どうも、『失われていく』感じです。

それまでの変化は、積み重ねてきた物が不意に爆発するような、
そんな前向きな変わり方であったように思います。
今は、なんというか積み重ねてきた物が崩れ去っていくような、
両手の平から水が零れ落ちていくような、
そんな寂しく、不安な感覚です。
『大人』になりつつあり、『無くして』きつつあるのでしょうか。
言葉が、出てこない。

表現したいことが沢山あります。
それは昔からずっと変わりません。
むしろ年々強く、大きくなってきているようです。
しかし、それを言葉にしようとすると私は沈黙せざるを得ない。
言葉に詰まるのです。
表現する言葉がどうしても見つからないのです。
それはどうにもままならない気持ちです。

そういった気持ちを素直に『大人の歌』に託してみました。
これから私はどう変わっていくのでしょうか。
このままどんどん言葉を失っていって、
最後には沈黙するのかもしれません。

でもそれはある一方で望んでいたことでもあるかもしれません。
私は沈黙と静寂を愛しています。
しじまと孤独が私を作り上げました。
それなら最後に言葉を失うことは本望であると言えるでしょう。

詩人は歌わずにいられないものです。
しかし、もしかしたら最高の詩人は、
何も言葉を発しないものなのかもしれない、と、
少しだけ思っていたりします。
本当の意味で言葉では語れない物こそが、
詩人が本当に歌いたいものだと思いますから。

とはいえ、私はまだ若く、未熟です。
技巧には興味がありませんが、まだまだ歌えるはずだと思います。
もどかしさと戦いながら、
明日も変わらず言葉と相対しようと思います。

--------------------

明日、荒吐ロックフェスに行って来ます。
とても楽しみにしていたんですよ。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONとMONGOL800が同じ時間、
別のステージに出るっていうのは誰の陰謀でしょうか。
私はどうしたらいいのでしょうか。
ACIDMANと東京スカパラダイスオーケストラも微妙に被ってるし・・・。
大空に向かって叫びたい気分です。
とにかく忌野清志郎は絶対に外せません。
しかし、それも微妙にTHE HIGH-LOWSと被ってるんですよね。
麗蘭にいたっては完全に銀杏BOYZと同じ時間帯だしっ!!
泣きながらステージを見る羽目になりそうです。

とはいえ、一日中、音の洪水の中に浸ってこようと思っています。
なんという幸福か。
私は音楽を心から愛しています。

それでは、また。


2005/04/27
まもなく四月も終わりですね。
やっぱりこの月は多忙で、あっという間に過ぎていきます。

今日は文芸部の部会でした。
なんと、新入部員がまた三名も来てくれましたよ。
しかも今度は全員男の子。
そのうちの一人は、高校時代に自ら文芸サークルを作るなどして、
活発に活動していたそうです。
原稿用紙にして300枚ほどの作品を書き上げた経験もあるそうで、
今後がとても楽しみになってきました。
前々から在籍していた文芸部?の皆さん、
負けてられませんよ。
私ももっと頑張ってやっていこうと思っています。

いつの間にか桜も散り始めて、
路上には夢の跡が延々と揺れています。
掃き集められ、捨てられていくそれらを見ていると、
なにやらとても物悲しい気持ちになってきます。
こんなような気持ちから詩は生まれてくるのでしょうか。
私の個人的なノートには、
今月だけで随分と詩が溜まってしまいました。

陽射しは日々鮮明になっていきます。
ほら、もうすぐ皐月が来ます。
皐月晴れ。五月の空。
あまりに眩い季節です。
目を細めて、その景色を見つめていようと思います。

日常は加速していきます。
積み重なっていく記憶の階層に、
それらを焼き付けながら私も歩き続けようと思います。
たまに転んじゃいますけどね。


2005/04/26
ちょっと詳細は言えないのですが、
事情があって今日は大学をお休みしていました。
なんだかなあ。
まだ前期も始まったばかりですので、
明日からは気を入れなおして頑張ろうと思います。

夜空を見上げれば朧な十六夜・・・いや、十七夜かなあ。
春の盛りを少しだけ過ぎた空気の中を月がぼんやりとしています。
そんな空を眺めていると、遠い空の下にいる友人達を思い出します。
みんなも、みんなの場所で懸命に生きているでしょう。
私も負けていられないな、と思うのです。
やれることは少ないですが、やり尽くすことは無いはず。
大きな事でなくていいから、ちゃんとやり遂げたいな、と思います。

短いですがこれで。


2005/04/25
私信。大学の友人達へ。

心配かけてごめんなさい。
私は無事です。
安静に、という事だったので、明日は休むことになりました。
水曜日からは出られると思います。

それでは、また。


2005/04/24
山形に出張に行ってきました。
出張といっても別に仕事の打ち合わせなどがあった訳ではなく。
私が関わっているゲームの即売会が山形であったからなんです。

結果は・・・。う〜ん。
惨敗かなあ。全然売れませんでした。
トラウマがまた一つ。
どうやら私達が作ったゲームは、
残念ながら東北のお客さんにあまりアピールしないようです。
以前、仙台のイベントでも売ったことがあったのですが、
そちらでも芳しくありませんでした。
東京での即売会ではビックリするほど売れるのですが。

地方格差、というものがまだまだ根強いジャンル。
それが私達が関わっているゲームです。
認知度が低いということが一番の理由だと思います。

現在、新作のシナリオを書いていますが、
それが完成したらどのように波及していくのか。
正直、想像がつきません。
受け入れられるのか、拒絶されるのか。
この作品を、私のゲームシナリオライターとしての引退作に、と、
ぼんやりと考えていますので、少し挑戦的な内容になって来ています。

私は本来、小説書きでした。
それが友人に誘われて、右も左も解らないゲームの世界へ。
あれから三年が過ぎました。
この場所でなにを残せたのか、実は未だに解らなかったりします。

感動した、と言われました。
最低だ、とも言われました。
反応は様々で、それも現状を上手く認識できない要因になっています。

子供の頃。
私もゲームで語られる物語世界に夢中になったことがありました。
その世界は少年だった私の心に深く突き刺さって、
多くの夢を見せてくれました。
私が現在書いているシナリオはそういった物とは少し趣を異にしますが、
あの、在りし日々の感動は忘れていません。
形は変わってしまうかもしれないけれども、
何か、自分にしか残せない物を書きたい。
そう強く感じます。

私達が作ったゲームはやがて時間の中に埋もれていくでしょう。
しかしいつか、「ああ、こういった物語があったな」と、
誰かに、静かに思い出される物を作れたら、と思っています。

今日、とても少数ながらも、
私達のゲームを買ってくださった方々がいらっしゃいました。
心から感謝の言葉を述べると共に、
少しでも楽しんでいただければ、と、
心から願うのです。

終わり無く物を作り続ける私の最大の喜びは、
賛辞でも、名誉でも、報酬でもなく、
そういった誰かの小さな笑顔です。
それは最初から、何かを作り始めた最初の時から、
きっと最後まで変わりません。

実は今日、24歳の誕生日だったあきらでした。
メールをくれた友人達、ありがとう。
みんなは時に優しすぎて、私は気がおかしくなりそうになる事があります。


2005/04/23
こんばんは。後藤あきらです。
今日は私が在籍しているバンド、シルバーチャリオッツのLIVE告知をします。

5月5日
LIVEハウス 仙台パークスクウェア
open18:00 start18:30
チケット1000¥
ドリンク代500¥別途

以上です。

今回はちょっと懐かしい曲も1曲用意しています。
切ないメロディが秀逸な楽曲だと思います。
シンプルですが、演奏していてもとても楽しい曲です。
聞きに来てやって下さいね。

明日は山形に出張です。
朝早くからなので早めに寝る事にします。
それでは、短いですがこれで。


2005/04/22
独りで地元の人の来ない河沿いに夜桜を見に。
今日は金曜日ですので、丁度見頃を迎えた仙台は、
きっと大勢の花見客で盛り上がっていることでしょう。
でも、この場所にはいつもほとんど人が来ないんです。

深夜を過ぎて、月が頂点に来ました。
風が少しあって、桜が幻想的な月明かりの中で揺れていました。
それを眺め始めたのは幾つのことだったか。
記憶は曖昧でぼんやりとしています。

風が吹き、音を立てて桜を揺らすたびに、
幾つかの記憶がざわめいては消えていくようです。
その度に、誰かの笑い声が思い出されては、
それが誰の物であったかを思せずに、
少し悲しみを覚えます。

桜は今年も月の下で揺れていました。
そこには欲望も欺瞞も無く、
桜が桜であるというだけの真実を私に伝えてくれました。
春にこうして立ち止まり、また歩き出そうと決意できるのは、
本当に桜があるおかげだなあ、とか、
なんの脈絡も無く思ったりするのです。

多忙だった一週間が過ぎました。
大分疲れてきました。
週末はのんびりとしたいところですが、
日曜日には出張で山形に行かなくてはなりません。
頑張ろうと思っています。


2005/04/21
どうしたことだろう、今年の春は。
なんとなくそう感じる今日この頃です。

いつでも春は新しい何かに満ちていました。
今年もそれは変わらず、多くの出会いと、別れがありました。
生活も一新され、以前にも増して多忙な日々です。

そんな中、奇妙な違和感がずっと拭えない事にも気づきました。

何かが、終わった。
そう感じるのです。

今日はとてもいい天気で、
バイクで駆け抜ける午前の風もとても心地よく。
暖かな陽射しと、緩やかな風が優しい日でした。
昼食時。私は始め独りでぼんやりとしていましたが、
気が付けば三人の友人がそれぞれ別にやってきて、
とても楽しい時間を過ごしました。

大学食堂前の広場。
辺りは鮮明な春の陽射しに浮き上がっていて、
そこかしこから賑やかな笑い声が溢れ出していました。

ふと、空を見上げました。
まだ満足に葉をつけていない木々の間から、
とても青い空が見えました。
迷うことの無い春の空でした。
私はそんな幸福な光景の中にいて、何故か悲しみを覚えました。
理由はいくら考えても分かりません。
ただ、終わった、そう思いました。

何が終わったと感じたのか。
それも全く分かりませんでした。
しかしそれはとても強い思いで、
私の心に巣くったまま少しずつ大きくなっていきました。

遠い春の情景に、私は、何かを許し、
受け入れてしまったのかもしれません。
決して変わることの無かったはずの想いを、
そっと、仕舞う事にしてしまったのかもしれません。
変わった。何かが変わった。そう感じました。

巡る季節の中。私はまた一つ季節を越えていきます。
そしてそれはこの世界に生きる全ての者にとっても同じです。
それに是非を問うつもりも、抗うつもりもありません。
それならこの悲しみは、
きっと変わっていく何かを惜しむような一つの感傷なのでしょう。
変わっていく何かを悼むような、永訣の思いなのでしょう。

さようならという言葉を呑み込んで、
新しい季節へと向かう片道列車の中。
次に出会う風景はどんな物なのでしょうか。
しかし今はまだ、追悼の念を感じていようと思います。

祈りの言葉を。
望むと望まざるとに関わらず変わり続けなくてはいけない、
変わらないではいられない、
死せる私達の憧憬へ。

アサイさん。お疲れさまでした。
お帰りをお待ちしています。

-------------------

例の男の子の所に行って来ました。
その男の子本人よりも、
私は母親の方が気にかかりました。
男の子を通して、私が成すべき事は、
疲れきってしまった彼の家族に、
少しでも新しい風を呼び込むことであるかもしれません。
難しいですが、気長にやっていこうと思います。


2005/04/20
春ですね。雨ですね。(←本日の仙台の最高気温10℃)

本日は我が文芸部の部会があったのですが、
なんと、新入部員が三名も来てくれました。
しかも全員女の子です。

最初、どっきりカメラかと思いました。

昨年度は新入部員数ゼロというお寒い状況でしたので、
今年もそうなら「こりゃあ廃部だな」と思っていましたが。
まだ神様はお見捨てにならなかったようです。
来月には新歓も予定しています。
楽しい部活生活を送れたらいいなあ。

昨年から放置していた文芸部HPにも手を入れなくてはいけませんね。
部員名簿も作りましょう。
掲載作品ももう少し増やしましょう。
やることは山積みです。

そうそう。
もしかしたら今後、このHPも部員に見られるかもしれませんので、
これからはあんまり危ない発言ができなくなるかも、です。
それが残念でなりません。
これまでこの日記で展開してきた、『ロリは地球を救う!』論や、
『お姉さまのフェロモンにおけるダダイズム』論について、
これ以上言及することができなくなってしまうという事ですから。
最近とても盛り上がって来ていただけに、
どこかでこっそり続けようかな、とか考えています。

・・・・・・。

ええ。

そんな思想はこれまでついぞ展開したことがありませんが。

春ということで、
多少の嘘については目をつぶって頂けるとありがたいです。
艶めかしいあの陽光が、いたいけな少年の心を狂わせるのさ。

さて、四月も大詰めです。
毎年のことですが、この季節はなんだか慌しいまま過ぎていきます。
来月は少し落ち着いてやっていければ、と思っています。
『On Your Mark』の2nd. dayも公表したいし、
幾つか詩も書き溜めていますので。
物語も着想だけはあるのですが、形にする時間が取れずにいます。
GW中もすでにほとんど予定で埋まってしまっていますが、
時間の合い間合い間を有効に使っていこうと思っています。

とりあえず明日は、例の不登校の男の子の所に行って来ます。
やれることをやれるだけ、頑張るだけですよね。
お母さんが美人だといいなあ。

それでは、また。


2005/04/19
どのように生きていくべきかな、と、
そんなことは随分前に真剣に考えつづけた期間があって、
最早心を揺さぶる問題ではなくなっています。
しかし最近、大学の講義を受けるにつれて、
またその気持ちが首をもたげてきました。

大学も三年目となると専門的な講義が増えてきます。
その中にはちょっと特殊な講義もあったりします。

ある講義で、現在の日本の農家の問題について聞きました。
現在、農家は全人口の3%ほど。
人口にして約385万人。
しかしそのうちの64%が60歳以上なんだそうです。
自給率はどんどん下がっています。
2010年には110万人まで低下するという調査報告もあるそうです。

都市部に生きていると、
そういったことがどんどん見えなくなってきます。
食べ物は店の至る所にいつでも綺麗に並べられていて、
お金さえ出せば何でも手に入ります。
運搬技術はどんどん進化して、
新鮮な食材をいつでもどこでも手に入れることが出来ます。

しかし、自給率が下がれば、
そういった食材を海外輸入に頼らざるを得なくなることは明白で、
現在の石油の高騰の例を出すまでも無く、
それは常に安定しているとは言い切れません。

宮沢賢治のことを思い出しました。
彼は教師でありながらも農家だった。
二ノ宮金次郎のことを思い出しました。
彼は自身が作った作物を売って本を手に入れ、勉強していた。
私は、一体何をしているのだろうか、と。

日本は豊かです。
物事を知れば知るほど、その気持ちは強くなります。
しかし、豊かゆえに貧しい国になりました。
貧しい、というのは、陳腐な言い方をすれば心の貧しさです。
こんなに可能性に溢れた国なのに、
辺りを見渡せばそこには様々な不平不満が溢れています。

自分の手を伸ばし、足を伸ばすこと。
それさえ出来れば大抵のことは叶う国。
それが日本です。
私はこの恵まれた国の中で何が出来るのかを、
真剣に考え続けたいと思います。

資本主義の儚い夢の中で、
しっかりと目を見開いていること。
とても難しい問題です。


2005/04/18
こんばんは。後藤あきらです。
突発的にお休みしてしまい、申し訳ありません。
現在、こちらの予想を越えて多忙な毎日が続いております。
明後日になれば多少は落ち着く物と思われますが。

こうやってちゃんと生きていますので、
どうかご心配はなさらずお願いします。

17日は無理やりスケジュールを開けて、
地元の友人達と昼間にお花見に行きました。
地元には素晴らしい桜の名所があるのです。
知る人ぞ知る、美しい場所です。

全部蕾でした。

真昼間から、人気の無い場所で、
咲いてもいない桜の木をアホ面引っさげて見上げる、
いい年をした大人たち六名。(平均年齢23歳)
時折散歩か何かの途中ですれ違っていく交通人たちの、
「うわ、なんだあいつら。春だなあ」
「おい、ちょっとアレ見てみろよ。春だよなあ」
という心の声が鮮明に聞こえてきそうなほど、お寒い飲み会でした。

だってさー、今月の頭頃はさー、
開花予想は15日です♪とかってさー、
お天気お姉さんがにこやかに言ってたんだもん!

この忙しい中無理にスケジュールを開けて集まった、
これがそんな私達に対する仕打ちか気象庁!

西風にシートを飛ばされるわ、
その煽りでビールもひっくり返って頭からそれを被る奴もいるわ、
散々でした。
でも、来年もやろうと性懲りも無く思っています。
なんだかんだ言っても、とても楽しかったからです。

ちゃんと咲いた頃に、
今度は静かな気持ちで桜を見上げてこようと考えています。

とかいってまた今週末は出張で山形なんですよね。
ちょうど見頃っぽいのにっ!
ちょっと泣きそうです。
まあ、しょうがない・・・かな。
そう思わないと切なさで胸が張り裂けそうですので。

それでは、また。


2005/04/14
光の無い世界について考えてみることがある。
どこまで行っても闇は広がるばかり。
いつも途中で怖くなって目を開ける。

音の無い世界について考えてみることがある。
音楽も鳥の歌でさえも聞こえない。
ぎゅっと、ギターを握って震える体を押さえつける。

思考の纏まらない世界について考えてみることがある。
言葉が言葉をなさない。感情が全てに優先する世界。
我に返って詩を書き殴ってみたりもする。

どれも教えてくれるのは、想像を絶する世界だということだけだ。

障害児教育について学んでいる。
でも私は障害のことについて何一つリアルには感じられないのだ。
私の目の前に花。春の色。
窓の外には風。春の音。
そして両手にはそれを歌い上げる言葉達。春の思考。
そんな物に依存しきった心と体で、
障害児心理などの文献を斜め読んでみたりする春の夜だ。

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TOPテキストを更新しました。
今まで発表して来た中でも更に抽象性が高い物です。
道徳教育の研究という講義を聴いていた際にふと浮かんできた情景を、
後で言葉にまとめてみました。

昨日の日記に書いた男の子の家には、
来週の木曜日にお邪魔することになりました。
電話で保護者の方とお話しましたが、
少しだけやっかいな症状をもっている子のようでした。

春も本格化ですね。
今日はとても暖かい日でした。
渡っていく風も甘い匂いを孕んでいます。
今年はなんだか多くの方の運命のような物が、
私のそれと交差する年になりそうです。
それが嬉しく、悲しいと思います。
本当、世の中はわからない事だらけで時折嫌になります。
でも誰も答えを教えてくれません。
誰にも解答の出せない問題ばかりだからです。
それでも問わずにはいられない夜の静かな時間。
窓の外には今日も静かに夜が来ました。


2005/04/13
件の教授に強くお願いされて、
仙台のある中学校に通う、自閉症の男の子を見ることになりました。
近く、実際に保護者にお会いして、色々と聞いてくる予定です。
週一回ほど通うことになると思います。
基本的には話し相手をして、時折勉強も見て欲しいとか。

彼は小学校5年生の時から不登校気味だと聞きました。
自身の強い価値観を持っており、
その為、イジメに近いものに遭ったとか。
どうにも周囲に馴染めずいるそうです。
なんだか私も少々通ってきた道でしたので、
少し親近感が沸きました。
私の場合は幸運なことに周囲に素晴らしい友人達がおり、
なんとかやってこれたのですが。

どんなものなんでしょうね。
まだその子に実際に会ったわけではないのでなんとも言えません。
私に期待されるのは多分、
他の多くの学生にはない特殊な経歴から出る柔軟性なのでしょう。
しかしどこまでやれるかわかりません。

周囲との価値観の違い。
日本も最近は個性を重視される時代になってきました。
しかし、実際はどうでしょうか。

人は妥協します。
日本では無意識のうちに和の心を期待されます。
その和とは、その者が属するエリアとの和です。
例え不良であっても、ヤクザであっても、
その集まりの中では和を守らなければなりません。
しかしそれは、一方で個性とは相反するものでもあるのが実情です。

自由とは何か、と、過去に中学教師と論争したことがあります。
彼は、ある一定のルールの中で許されることの範囲、と言いました。
私は、そんな物は自由じゃない、と言いました。
その学期が終わり、渡された通信簿には、
「協調性が無い」と記されていました。

随分長いこと周囲と悪戦苦闘してきました。
それは今でも変わりません。
途中で、『大人』になっていく周囲の友人達に、
寂しい気持ちを抱いたりもしました。
そして私は今、ここにいます。

何が出来るのかなんて、きっとどうでもいい事。
彼と真剣に向き合って、戦ってこようと思います。


2005/04/12
忙しすぎるだろ・・・。
本日はフルコマ生活二日目突入でした。
こんばんは。後藤あきらです。

病弱な花々には高校生の読者の方もいらっしゃるようで、
「大学生活をもう少し教えて欲しい」という旨のメールを頂きましたので、
本日も大学の話をしようと思います。

私の大学の一時間目のスタートは8:50です。
これは高校や中学校とほとんど変わりませんね。
一日に一番多くて講義(授業のことです)が五つまで入れられます。
大学は一コマの講義時間が90分です。
午前中に二コマ。午後に三コマ。
最終講義を受けると、終了は17:50になります。
結構遅くまでかかるのです。

今日の三コマ目は「視覚障害児研究演習」という講義でした。
これは三年生になって初めて受けられる専門的な講義です。
私は盲学校教育専攻というクラスに属していますので、
もちろん、盲学校教育に関する講義なんです。

さて、この講義ですが、
来年に始まる卒業論文の練習のような授業だと思って下さって結構です。
自分達でテーマを決めて、自分なりに調べたものを討論したりする。
もちろん教授に見てもらってアドヴァイスなどを貰ったりします。
そういう賑やかな講義のはずだったんですけど・・・。

(三コマスタートの時間に指定された教室へ)

あきら「・・・・・・?」

(周りを見渡してみる)

あきら「何で誰もいないんだ?」

(教室を間違えたかと思い、事前に配布されていた講義禄で確認)

あきら「いや、この教室のはずだけど」

(ちょっと待ってみる。そして五分後)

教授 「あら?」
あきら「あ、こんにちは」
教授 「君、独りかい?」
あきら「ええ」
教授 「おかしいなあ」

(どこかに電話をかける教授)

教授 『え? 本当かい? それ・・・』
あきら「・・・(←不安になってきた)」

(教授、電話を切る)

教授 「いやあ、例年なら10人くらいは来るんだけどねえ」
あきら「まさか・・・」
教授 「君、独りだってさ。他の友達と事前に相談したりしなかった?」
あきら「(絶句)」

その後、教授は私を伴って自分の研究室へ。
こういう状況ならしょうがない、と、
なんでだかマンツーマンでやって貰えることに。
説明をあらかた終えた後、ボソッと「おもしろくなってきた」と、
教授が呟いたのを聞き逃しておけばよかった、と後になって後悔しました。

後で同じクラスの友人に話を聞いたところ、
「あの教授はちょっと怖いから別の教授の同じ講義にしよう」と、
なんだかそんな話になっていたらしく。
半年も休んでいた私にまで情報が回ってきてなかったんですね。
昨日に引き続きまたもや大学で育む友情の脆さを痛感しましたが、
今となっては後の祭り。

ただ・・・。
一つだけ、誤算があったんです。

その教授、めっちゃ面白い!

実は私は、彼の講義を今まで受けたことが無かったのですが、
実際に受けたことのある他の友人達の話だと、
なんだか冗談とかが通じ無そう、とのことでした。
鵜呑みにしていたわけではありませんが、
北野武監督をさらに極道にしたような風貌を持つその教授は、
確かに一見するとちょっと気難しそうで、取っ付き難そうに見えます。
ところがどっこい。
教授の研究室で、振舞われたコーヒーを啜りながら、
本当に色々な話をすることができました。
笑い話から真剣な話まで。
どうしてこの教授があんなに避けられているのか。
すっかり気に入ってしまいました。

どうしてだかあちらも私を気に入ってくれたらしく、
盲学校教育の権威と呼ばれている関係者等に会わせてくれる、との事。

連絡のための電話番号を交換し、
来週からの打ち合わせをして今日の講義(?)は終了しました。

先ほど、早速電話が来ました。
「なんだなんだ?」と思って電話に出てみると。

今日話した視覚障害児教育の素晴らしい講師が明日来るから、
夕方から時間を空けておいて欲しい。

とのこと。
「うおっ。社交辞令じゃなかったのか?!(失礼)」と、
とても驚いてしまいました。
ついでに、私の時間があるときに、
県内の障害児教育施設を案内してくれるとのお話でした。

なんだかまたおかしな方向に転がり始めた私のキャンパスライフです。
これからどうなっていくのやら。
私なんて留年野郎の高校中退野郎なんですけど・・・。
でも、純粋に嬉しいなあ、とも思います。

予想通り今年は大学関係がとても忙しくなりそうな気配です。
頑張り通せるでしょうか。
とりあえず今は、今日その教授に出された、
「なんでもいいから来週までにテーマを見つけてレジュメを作って来い」
という課題に目を白黒させています。
私が用意したテーマについて教授と一対一で討論をするそうです。
それってある意味卒論より辛くありませんか先生?
しかも来週までって。
畜生。去年の卒業生達よりもクオリティの高いレジュメを用意してやる。

それでは。明日も早いので今日はこの辺りで。
また授業登録があるので5:30には起きなくちゃいけませんので。
ここ三日ほど、一日が過ぎるのが異常に早いです・・・。

先日新入生全員に配布されたサークルガイドに寄稿した私の原稿が、
なんだか少し物議を醸しているらしい、あきらでした。

----------------------------

昨年、なんでだか文科系サークルの議長(一番えらい人)とかいうのを、
無理やりやらされていたので書く羽目になったんですよね。
私は文芸部の部長でもありますので、
まさかつまらない文章を書くわけにもいくまい、と、
柄にも無く張り切った結果、そういう状況になった様子です。

大学は自由な場所です。
学業に専念するも良し。バイトに明け暮れるも良し。
金髪にしてモヒカンにするも良し。森の木陰で濃厚な接吻を交わすも良し。
全ては皆さんの責任と行動力、発想力によって実現可能です。

どうも上記の一文が今回の話題の焦点らしいです。
めでたい席だし、このくらいのジョークはありだと思うのですが。

その原稿と一緒に添付した写真が、
シバチャリのLIVE写真だったのがまずかったか・・・?
(黒シャツの前ボタン二つ開け。ちょっぴりセクシーでした)
文芸部とビックリするほど関係ありませんし・・・。

でも、せっかくの大学生活です。
楽しまなきゃ損ですよ。ね?


2005/04/11
月曜日。一週間の始まりですね。
なんでだか私の前期の時間割は、
月曜日から水曜日まで全てフルコマだと主張して譲らないようです。
フルコマとは、一時間目から最終時間まで講義がある、との意味です。
早速一日目にトライ。早くも心が挫けそうな私は弱い子です。
それだけでもうすでにお腹一杯にも関わらず、
必修科目なのになぜかクラス登録しなくてはいけない講義があり、
しかも先着順なので、朝五時半に起きて大学に向かう羽目になりました。
気持ちも萎え気味です。

さて、そんな感じで始まりました。
私はこの四月で大学三年生になります。
忙しさに拍車がかかってくる時期ですね。
大学生活も折り返し。後は走るだけ・・・。
と、言いたいところだったのですが。

四年で卒業できないことが早くも決定しました。

ビバ五年生。いやっほうモラトリアム。
洒落になってませんが、本当です。

三年生になるまでに必要だった単位数に三ほど足りませんでした。
その単位数をクリアしていないと三年次教育実習にいけないんです。
で、三年次教育実習に行ってないと、四年次教育実習にいけなくなる、と。
自動的に一年先送りになってしまうのですね。
よくよく考えてみれば、二年生の後期の取得単位数が零だったので、
当然といえば当然ですね。
みなさんも鬱病には十分に気をつけてください。
また、鬱病にかかってしまった場合は必ず医療機関の診察を受けること。
そうしないと私のように、
『(病気だったことを)証明できるものを持ってきてください』と言われ、
その場でジ・エンドになってしまいます。

そうなんですよね。
カウンセリングは受けていたのですが、
それは知人に紹介された方に個人的にして頂いていたので、
確かな証明とはできないようなんです。
従姉妹に看護士がいますので、
診断書を捏造してもらおうかと一瞬考えましたが、
さすがにそれは出来ませんでした。
人としてどうよ?

とにかくそんな状況になってしまいましたので、
もう前向きに考えるしかないと思い、
教員免許の他にもう一つ免許を取得することにしました。
社会教育主事といわれる職種の免許です。
図書館の先生や、
県庁などの教育関係の顧問をするのに必要な免許なんですね。
卒業までにどう頑張っても五年かかることから、
思い切って挑戦してみることにしました。

だってそうしないと五年目に取る授業が零になっちゃうし。
教育実習のためだけに一年分の授業料を払うのはいやんな感じです。

なんだか一筋縄では行かない私の阿呆な人生です。
とにかくこれ以上両親に負担をかけたくありませんので、
これから二年間かけて五年目の授業料を自分で稼ぐことにしました。
大丈夫なのか、自分。

踏んだり蹴ったりでスタートしても、
やはり春の陽射しはとても優しく、暖かで、
空の色もなんだかとても安らかで。
そんな風景の中にいて私は、
しっかりと頭を切り替えることが出来ました。
もうそうなってしまったものはしょうがないですよね。
とにかくやれることをきっちりやっていきたいと思います。

それにしてもなあ・・・。

五年目になることが決定したよ、と報告したさい、
いかに他人事だとしても、「待ってました!」発言はどうなんだ。
大学で育む友情の脆さを痛感した月曜日の昼下がりでした。

・・・土に還れ!


2005/04/10
昨日はLIVEの後、随分疲れてしまっていて、
どうにも日記を書けませんでした。
こんばんは。後藤あきらです。

LIVEは・・・。う〜ん。
準備不足の感は否めませんでしたが、楽しむことはできました。
LIVEはJAZZ研究会のバンドにGotoSの二人が混ざっての物だったのですが、
LIVE後、MMと「やっぱり自分達のバンドが欲しいね」と話しました。
どうしても、何かが足りない感じがしたんですよね。
お客さん気分というか、なんというか。
物足りない、もっとできるはず、という思いが強く残ったんです。

可能なら私とMMに、ベースとドラムを加えてバンド活動をしてみたい。
GotoSは一緒に活動を始めて今年で9年になりますが、
驚くべきことに一緒のステージに立ったのは昨日で2回目でした。
もちろん、バンドとして活動したこともありません。
今やらなければ、もしかしたら永遠にその機会はないのではないか、
そういう思いが強くなってきています。

私たちがバンドを組むことがなかったのは、
ひとえに互いの音楽的傾向の広さが考えられます。
多くのジャンルに手を出し、自分なりに消化して今までやってきました。
ですが、誰しもがそういう音楽遍歴を持つわけではありません。
ですので、どうしてもバンドという形態をとることが難しかったのです。
相手に求める物が多すぎるということも出来るかもしれません。

可能なら今年中に本格的な活動を始めたいと考えています。
しかしもちろんそれは何もかもが上手く行った場合の話です。
GotoSの二人が、自分達の一番やりたい音楽を全力で、
ステージの上でプレイすることができる日がいつかくるのか。
来て欲しい、と願っています。


2005/04/08
さあ、明日はいよいよGotoSがゲスト参加しての、
山形大学での新入生歓迎LIVEです。
今日が大学の前期スタートだったのにも関わらず、
心は一日中LIVEで一杯でした。
講義中に意味もなくにやにやしてたり。
教授に「どうかしたの?」って聞かれてびくっとしたり。
なんだか挙動不審だったと思います。

曲目はパット・メセニーの初期の頃の曲(曲名聞いてない・・・)と、
エリック・クラプトンのクリーム時代の名曲、『クロスロード』です。
どちらもアドリブ主体でブチかまします。
特にクロスロードの方ではヴォーカルを取ることになりましたので、
今から別の意味でもドキドキです。
私の歌は新入生の心を打つでしょうか。
妻(ギター)と共に思いっきり楽しんできます。

クロスロード。十字路。
この曲がなかったらきっと今の私はありません。
ギターを始めて約半年後。私はこの曲と出会いました。
クロスロード。十字路。
まさにその瞬間に、私は人生の十字路に立っていました。
私の選んだ道が正解かどうかは分かりません。
クロスロードの作曲者であるロバート・ジョンソンは、
十字路で悪魔と出会い、命を売り渡したと言われています。
そして、誰にも真似できないギターの腕を手に入れた。
そしてこの曲、クロスロードは後に台頭するブルースロックの原型になりました。

クロスロードはこう歌います。

十字路に行って跪いた
十字路に行って跪いた
天にまします神に祈った
「願わくばこの憐れな私をお救い下さい」

この歌に込められているあまりに深い情感を、
私の歌とギターは再現できるのでしょうか。
全力でやってきます。

LIVEのスタートは13:00付近。
私たちGotoSの出番は14:00頃だそうです。
場所は教養棟とかいうところの教室だとか。
山形に在住している方、ぜひ見に来てやってくださいね。

それでは。
keep on rockin'


2005/04/07
母上が腕によりをかけてご飯を作ってくれましたので、
こちらもそれに応えて頑張ってみたところ、
お腹が苦しくて身動きできません。
そんな春の夜にこんばんは。アキラです。
実家というものは良いものですな。

初めに連絡です。
なんだか掲示板に繋がらないようです。
レンタル元のロケットBBS自体に繋がりませんので、
どうやら何かあったみたいですね。
今までだとメンテナンスなどがある場合は事前にメール連絡が来ていたのですが。
もしかしたらHDDの物理的破損、とか、そういったトラブルかもしれません。
もし本当にそうだとしたら、今まで皆さんが書き込んでくださったログなどが、
残念ながら全て消えてしまいます。それは寂しいです。
たいしたことがないと良いなあ。
無料レンタルですので文句は言えないのですけれどもね。

さて、世間の小中高校生はすでに新学期ですが、
私は明日から大学の前期がスタートです。
困ったことに今年はとても忙しそうですので、
スタートでこけてしまわないように気合を入れて行こうと思います。
とりあえず一週間過ごしてみて、様子見でしょうか。
まあ、気持ちはすでに明後日に迫った山形でのGotoSの演奏に行ってしまっていて、
なんだか早くも雲行きが怪しくなってきているのですが・・・。

今月は全ての休日・祝日にすでに予定が入っているという、
なかなかの死にっぷりです。
もしかしたら来月もそんな感じになるかもしれません。
大きなスケジュールで言えば、もう9月末までびっしりなのですが、
それは忘れた振りをしておこうと思っています。
仕事とか、なんやかやの関係でちょっと忙しそうなんです。
Let's お金儲け。うはは。
いや、お金にならないことばかりしていますが・・・。

今日は春休み最後の日、ということで、
一日中家でゴロゴロしてみました。
ちょっとお昼寝をしてみたりもして。
休みというのはこうでないと。
なんだかんだ言って結局少し書き物をしてたりしましたけど。
それに、ギターをのんびりと弾くことができました。
最近、妻(ギター)の機嫌がとても良くて、音も響きますし、
なんだか音色も伸び伸びとしています。
どこか春めいた暖かい音です。
明後日のLIVEがとても楽しみです。
妻と一緒に山形を強襲します。
山形大学の全ギタリストに衝撃のプレゼント・・・できたらいいなあ。

一日中休んでいたせいか、なんだか頭がぼんやりしています。
今日の日記にもそんな感じが出てしまっていますね。
明日からは気を引き締めてやっていきます。
本当にやっていけるのだろうか・・・。

それでは、また。


2005/04/06
念願だったほしのこえというアニメを見ました。
別件で立ち寄ったTSUTAYAでDVDがレンタルされているのを発見し、
思い切って借りてきてみました。

素晴らしい。この一言に尽きます。
あまりに美しい背景と、繊細な音楽と。
何より何とも感傷的かつ重厚な物語。
設定の妙、という言葉がありますが、
本当に久々にそれを強く感じさせてくれる作品でした。
世の中には設定だけで勝ってしまう物語があります。

ネタバレになってしまうので内容については触れませんが、
一つ一つのセリフ、一つ一つのコマ、一つ一つのセンテンスに、
本当に多くの物が詰め込まれていて、
しかもそれが決して過剰ではない。
見終わった後、一時間ほど放心してしまいました。

世の中にはまだ私が知らない素晴らしい作品があるなあ、と、
本当に強く感じます。
とりあえず今度は『ほしのこえ』を製作した新海誠監督の最新作、
『雲のむこう、約束の場所』がレンタルを開始するのを待ちます。

いつか私も、このような心の深い場所に響く物語を、
私のこの手で生み出すことができたら良いな、と思いました。
『On Your Mark』なんて書いてる場合じゃないかも。
とほほ。

ああ、そうだ。
今日、『On Your Mark』に感想を頂きました。
今回メールを下さったのは、
作品を発表するたびに非常に丁寧な感想を書いてくださるaiさんです。
いつもありがとうございます。とても励みになっています。
例によって転載許可を頂きましたので、
ここで取り上げさせていただきます。

 『On Your Mark』がとうとう連載開始ですね。
 以前日記で少し触れられているのを見て気になっていました。
 ご自分で言ってらしたように確かに今までの作品とは違った雰囲気ですが、
 やはりどこかでアキラさんらしさを感じました。
 (中略)
 それにちょっと生意気な唯ちゃんが可愛いです。

マジですか。
『ちょっと』どころではなく、くびり殺したいほど生意気なような・・・。
いやいや。きっと、可愛い女の子なんですよね。
ちょっとひねくれているだけで・・・。
本当か、自分?

えと、全14話を予定している『On Your Mark』では、
唯ちゃんが大暴れ大活躍する回もあると思います。
期待してやっててくださいね。

うう〜・・・。とはいえ次の更新はいつになるんだろ。
なんだか少し不安になってきました。
一応、4th. dayまではほぼ書きあがっているのですが、
今の感覚だと、なんとなく破棄してしまうような気がします。
1st. dayもそうでしたが、なんだか後一つピースが足りない気がするんです。
何が足りないのかは分からないのに、
その気持ちはとても強くて、なかなか先へと踏み込めません。
もしかしたら、まだ唯という人間を把握できていないのかも・・・。
もう少し時間を置いて、ゆっくり育つのを待とうと思います。

しかし書きあがったところで『ほしのこえ』とは程遠い世界になりそうです。
なんともはや。私らしさだと割り切って前向きに楽しもうと思っています。


2005/04/05
明日はまもなく始まる講義の事前登録が早朝からあり、
今日はそのために時間割を作っていました。
すっかりサボってしまった2年次の後半のツケがまわり、
時間割作成には随分時間がかかりました。
どうやら今年はとんでもなく単位を取る羽目になりそうです。
今までが少なすぎたとも言えるのですが。

時折、自分が大学生であるということを忘れます。
「学生さんですか?」と聞かれて、
つい、いいえと答えてしまったこともあります。
どうしてだかは分かりません。
社会人だった期間が5年と少し長かったために、
もしかしたらその頃の感覚が未だに消えていないのかもしれません。
ですが、私はどこに出しても恥ずかしくない一介の大学生です。
もう少し自覚を持ってやっていくべきだと思いました。

実は時間割作成には友人の手を借りてしまいました。
独りでは手におえないほど面倒な状態になってしまっていた為です。
2年次までに取り逃した単位に加えて、
今年度に新たに始まる講義との折り合いについて中々上手くいかず、
本当に遅い時間まで付き合わせてしまいました。
思えば、大学というのは出会いの場でもあるのですよね。
私は幸運にも友人には恵まれたようです。

この先どうなっていくのか正直分かりません。
今、とても難しい位置にいるのは分かります。
やれることをやれるだけ、全力でやり尽くそうと思います。

明日は晴れるのでしょうか。
今夜は早めに寝てしまうことにします。

蛇足です。
友人が「On Your Mark」を読んで感想をくれました。
なんだか手放しで誉めてもらっちゃいました。
書いてよかったなあと素直に感じました。
頑張って連載をして行こうと思っています。


2005/04/04
『On Your Mark』の連載をスタートしました。
思えば、初めてその構想をお伝えしたのは昨年の11月の終わりでした。
随分長くかかってしまい、もうほとんどの方はお忘れかと思います。
物語の舞台も11月ですしね・・・。なんとも季節感の希薄な物語になりそうです。
実は今日発表した1st. dayは随分前に書き上げてあったのですが、
どうにも納得のいかない個所があり、しばらく放置していました。
今日、久々にファイルを開いてみて、
「いくらなんでもそろそろ発表しないと」と、決意した次第です。
少々手直しを入れて、アップロードしてみました。
終盤にまだちょっと引っかかる場所がありますので、
そのうちまたこっそりと手直しするかもしれません。

On Your Markは2週間の日々を綴っていく物語です。
つまり全14話。気が遠くなるような話です。
今年中に完結できるのでしょうか。

1st. dayは物語のイントロダクション的な位置付けになります。
物語が本格化するのは恐らく3rd. dayあたりからになると思われます。
1st. dayでは幾つかの謎と伏線を残していますが、
いずれもあまりたいした事の無い物ですので期待はしないでいてください。

On Your Markの主要登場人物二人の下らない日常が、
今後どういう風に展開されていくのか、
きっと誰にも予想できないと思います。
一日一日に主題を設けて、それに合わせてがらりと変わっていく予定です。
その辺りは純粋に楽しめるかもしれません。

物語は三人称で進みます。
病弱な花々では一人称の作品がほとんどでしたので、
其処の辺りも新鮮かもしれません。
地の文章は普段このサイトで発表しているものに較べて、
意識的に大分変えていますので、
まあ、こういうのも書けます、という位に受け取っていただければ。

私はあの物語をとても楽しんでいます。
読んでくださった方々も楽しんでくださると嬉しいです。
今後の展開次第でしょうね。

それでは、先の長い話ですが、よろしければお付き合いください。


2005/04/03
ええと、最初にお知らせです。
4月9日土曜日に山形大学で行われる、
JAZZ研究会の新入生歓迎LIVEに、GotoSの二人でゲスト参加します。
JAZZやフュージョン系の音楽をやるらしいです。
実はまだ何をやるのか聞いていません。
当日、ぶっつけ本番でやることになると思います。
私はおそらく、2曲ほどで参加ということになると思います。
担当はギターです。もしかしたら1曲だけ歌も歌うかもしれません。
入場は無料ですので、よろしかったら見に来てやってくださいね。

よし、宣伝は終わりっと。

ええと、本日は私が所属している大学の専攻で飲み会がありました。
みんなに会うのは久しぶりだったので、ちょっと楽しみにしていました。
参加者が少なかったのが少し寂しかったのですが、
情報交換などもできましたので、まあまあ充実してたかな、と。

お酒が進んできて、なんでだか話題は恋のお話に。
飲み会をやると必ず一回はこの話題になりますよね。
私は常々不思議に思っていましたので、
隣に座っていた女の子に「なんでだろう」と聞いてみました。
回答は「他に話題がないからじゃないかなあ」で、
私はなるほど、と膝を打ちました。
何とも単純明快で、虚しい話でした。

それぞれの口から語られる恋愛は、どこかママゴトめいていて、
聞いているとまるで全員で下手なお芝居をしているような気がしてきます。
大学生ですから、手軽な恋を楽しむのも一興なのでしょうか。
少なくとも私には縁の無い話だなあ、と、
ちびちびと酒を進めながら思いました。
百人いれば百様の恋があっていいと思います。
ただ、私はそれらのほとんどに興味がもてなかった。
それだけの話なのですが。

大学も3年目です。
どうやら私は4年間で卒業できそうにありませんが、
なんとなく大詰めの匂いはしてきました。
後数年の間に、私はこの箱庭で何を見つけられるのか。
全力でやってみようと思います。
長い長いモラトリアムを、ただ倦んで過ごすよりも、
少しでも前向きにやっていけたらと思います。
講義のスタートは8日から。
その前に時間割を組まないといけませんね。
「同じ講義を取ろうぜ」と言われましたので、
調整にも手間がかかりそうです。

窓から外を見やればそこには見まごうはずも無い春の光。
時折うなる風は、しかしどこか優しくて、
目を細めて見る景色の中を通り過ぎていきます。
新しい一歩を踏み出すのにはとても良い日和です。

お花見の計画も立ててみました。
楽しもうと思っています。


2005/04/02
お久しぶりです。
引越しのごたごたもようやく落ち着き、ネットも無事に開通しました。
本日よりまた『病弱な花々』での活動を再開いたします。

ところで4月からは個人的にとても忙しくなってしまいそうです。
長い間サボってしまっていた大学の方にウェイトを置くのもそうですが、
ちょっと個人的に始めたいことが出来ましたので、
そちらに時間を取られてしまうことになってしまうと思われます。
出来る限り作品を発表していくつもりですが、
更新頻度は落ち気味になるかと思われます。
先にご了承ください。

さて、ネットが不通だったここ一週間ばかり、
忙しい合間を縫って色々と試すことが出来ました。
よい充電期間になったようです。
文章的なことであれ、今後はまた今までとは少し違ったアプローチで、
少しずつ攻めていってみようかと考えています。
実は思うところあって、今まで意図的に語彙に制限をかけていたのですが、
これからは少しそこの辺りを開放してみようかとも思っています。
思えば昨年は当たり前の言葉で当たり前のことを歌いつづけた一年でした。
そしてそれが自分に課した目標でした。
制限下で自分がどれだけ歌えるのか試しつづけた一年でした。
最近、やっとそれが形になってきたと思えましたので、
今後はもう少し自由にやってみようかと思います。
元来、言葉は自由な物のはずです。
それが詩という形をもって現れるのなら尚更。
歌えるだけ歌ってみようかと思っています。
とりあえず今日更新したTOPテキストで、ほんの少しだけ試してみています。
いかがでしょうか。

音楽的な部分でも微かに次の方向性が見えてきました。
後はひたすら進もうと思っています。

住居が大学の寮から実家に変わった、ということもあってか、
ほんの少しだけ心境の変化もありました。
寮は自然豊かな山の上にあったのですが、
実家は田んぼに囲まれたのんびりとしたところにあります。
茫漠と広がる田園風景は私にとってとても大きなもので、
ネットが使えず、仕事が出来ないでいるのをいいことに、
のんびりと散歩を楽しむことも出来ました。
こういった環境の変化が、
何かしらの影響を作品にも与えてくれると信じます。

四月です。春がやってきますね。
今年の桜前線はのんびりとしている様子です。
季節の移ろいを楽しみながら、また頑張ろうと思います。

それでは、また。

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3月の日記を過去日記に移しました。







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