『笑顔の価値』

壊れていこうとする物の中でただ笑っていようとする
何もかもを知り尽くしてしまった後にただ笑っていられる

まだ何も始まっちゃいない 終わりへと向かうわけには行かない
時に不完全なものを嘆くけれど
もし全てに欠けるものが無かったら行き先を失ってしまう

なぜ嘘をつくのだろう
ずっとずっと信じていることはできないのか
きっと大切な物が消えてしまうことより怖いものがある
結局何もわからない そして忘れることもできない
あなたに映ったものが何なのかわからなかった
何があなたを不安にさせたのかわからなかった
満たされることがいつか来るように願う

成長することを忘れてしまいそうな 夢の無い現実
憎むことに飽きてしまい 自分を探してみたりする

始まることは終わりへと向かうこと 終わりは始まりへとは向かわない
人は現実的なものばかり信じるけれど
もし全てが自分の見てしまった通りに進んでしまったら
何も信じられずに絶望するしかなくなるだろう

いつあなたに出会えるのだろうか
もう気の遠くなるほどずっと独りでいる
きっと人は独りでは笑っていられない悲しい生き物
いつか心から笑えるように 独りでも消えてしまわないように
あなたが言った言葉がこんなに大切だと思わなかった
人は結局すべて運命と言った君の横顔が忘れられない
決められたことに逆らった時が終わりなのだと

いつまでも変わらない物があるとして
それが「永遠」と呼ばれるものならそんなのいらない

いらないものが多いと言われる そしてそれらは全て無駄だと
本当に追いつめられた時 思い出されることはなんだい

あなたは最後まで笑うことなく
そして泣くこともなくずっと考え事をしていた
時にあなたの言葉はひどく難解だったけれど
肩書きだらけの言葉よりも綺麗だった

止まらない時間の中で笑顔を残そうとする
誰も待っていないことを知っても笑っていようとする
涙を止めることもできないまま僕は笑顔を作った
最後まであなたは笑うことなきまま
触れることのできない深い所へ行こうとしていた

お互い独りでどうにでもできるようになるほど長い間独りだった
求め合うことは無駄だったのかもしれない

あなたは笑うことは私に必要ないことだと言った
あなたは笑わなかった 笑うのは僕がすればいい

壊れていこうとする世界で笑っていられる
全て嘘だと知ってしまった後でも笑っていようとする
人にはできないことが多すぎて時々嫌になる
独りでも笑っていられることが幸せだとは思えない

ずっと大切にしていたものがある日突然消えてしまう
願ってもいないのに終わりに向かって始まってしまう
人は何もかも定めと君は笑う
僕は何も知ることなきままずっと同じように過ごしていく

何もいらない 何も欲しくない
独りでもいい 笑えなくても泣けなくてもいい
あなたに隣で笑っていて欲しい
無駄なことが必要になる時
笑顔が本当にあなたを救う時・・・




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