<ショート・ショート>
『世界の終わりの片隅で』
2004年7月26日発表
 終末における恋人達は何を思う?
 幾度ものキスと、静かな言葉と、温もり。
 二人きりの小さな視点から眺めた世界の片隅の物語。
 しんみりとした恋愛物だったりします。
 読んで下さった方々の評判はまあまあといったところ。
『Friend』
2004年8月27日発表
 彼女は今日も前触れもなく現れては大騒ぎして帰っていく。
 それを迷惑そうな顔で迎えるのはもはや慣例だ。
 二人はずっと変わることが無いはずの『友達』だった・・・。
 男女間の友情について踏み込んだちょっと苦いお話です。
 何気に一番人気だったりします。
『嘘』
2004年9月28日発表
 夜に一本の懐かしい電話。
 探り合うように、しかし穏やかにとつとつと話をする、
 かつては恋人同士だった男女の話。
 『Friend』の表現的延長上にある作品です。でもあんまり人気なし。
 物語の主題が少しぼやけてしまったのかもしれません。

『いつか、どこかで・・・』
2004年11月23日発表
 『僕』と『君』。僕達はかつて、永遠の約束をした・・・。
 失われていった切実な願いと、それでもやってくる明日と。
 そしてそれに向かい合う僕達と。『僕達』が本当に願うのは?
 実はこの作品から文体が変わり始めました。
 色々な意味で過渡期の作品です。
 女性の方に「情けない感じがする主人公」の人気があるようです。
『君の待つ春へ』
2005年2月14日発表
 『一語100%』というネット上のイベントへの出展作品です。
 大学入試を直前に控えた二月のある夜、
 高校時代から憧れていた先輩と過ごす一夜。
 窓の外には降り止まない雪。春は、まだ遠い・・・。
 後藤あきら、まさかの『ラブコメ』! なぜか大人気!
 自他共に認める恋愛回路未搭載である私の足掻きをご覧下さい。
『夏の日、そしてあの海』
1997年8月作品(日付不明)
 太陽が高い、ある真夏の日の事。
 少年は人のいない海岸で、一人の少女に目を奪われた。
 少年は青年へ。少女は女性へ。
 時の流れと心の揺らぎを静かに綴った『それだけの話』。
 後藤あきらが短編を本格的に書き始めた頃の習作です。
 長編の呼吸がまだ抜けきっておらず、ギクシャクしています。
 現在の作品との違いを見比べてみると面白いかも。


<実験作品>
『世界の終わり』
2004年11月12日発表
 世界の認識は常に主観のみで行われる。
 観測される世界は常に主観のみ捉えうる事象であり、
 また、観測可能な領域のみが世界として認識される。
 だが、もしそれが始めから全て否定されうる要因を孕んでいたら?
 上にあげたような部分を突き詰めて物語りにしてみました。
 ただ、説明文から受ける印象ほど難解な内容ではありません。
 あなたはこの世界を愛せますか? それとも否定しますか?
『小さな手』
2004年12月12日発表
 最後に手をつないだのはいつでしたか?
 また、その暖かい手の持ち主は誰でしたか?
 私達が手をつなごうとするのはなぜですか?
 懐かしい夕焼けの中、私達はまた、誰かの手をそっと握る。
 読むのではなく『見る』、そして『感じる』作品です。
 散文的に歌われて行く小さな強い想いがここにはあります。
『下賎問答』
2004年12月27日発表
 ある休日の午後における、友達同士の益体も無い雑談。
 こうやって無為な日々は過ぎていきます。
 『小さな手』に続く、htmlを使用した表現的実験第二弾です。
 ただこちらは、内容が全く無いと言っても過言ではない阿呆な作品です。
 本当、益体も無い・・・。
『僕は恋をしたことがない』
2005年2月21日発表
 『僕』は『恋』をしたことがない。
 そして僕には、何も語る言葉が無い。
 『大切なこと』、もう失ってしまった・・・。
 内容が少しエグいです。嫌悪感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。
 道徳的、倫理的に相応しくない表現が含まれています。
 この作品は『病弱な花々』10000HIT記念、リクエスト作品です。
 リクエストを下さったアサイさん、どうもありがとうございました。


<連載・長編作品>
『On Your Mark』
現在連載中
2005年4月5日第一話発表

嘘八百な予告はこちらをどうぞ
 そろそろ中年に手が届きそうな冴えない男、田坂幸彦と、
 ひねくれすぎてて逆に可愛い女子中学生の奇妙な二週間の話。
 こんな風に一日を過ごした所で何も生まれないし、
 何もタメになるわけがないけれど、
 「ま、それもいんじゃね?」って感じのどうにも脱力必至な軽いノリで、
 ダメダメな二人は今日もタバコをふかすのです。
 全体的にやる気皆無な感じの二人の一日一日を日付順に連載中です。
 更新頻度はとても遅いです。のんびりとどうぞ。
『太陽を待ちながら』
2005年8月26日発表

NEW
世界に死を告げていく謎の病が蔓延しつつある、
そんな終末世界における人類の黄昏。
『タク』と『ヨウ』の二人は、ある計画を実行する・・・。
挽歌鳴り響く朝焼けの彼方に二人が見る物は?
全5章から成る、私が19歳の頃に書いた長編作品です。
なんとSF(っぽい物)だったりします。
今のところ、私にとって最初で最後のSF物です。
原稿用紙にして約300枚分と長丁場ですが、 よろしければお付き合いください。




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